2013年08月22日

ローン・レンジャー 映画館

ローン・レンジャー 映画館

 感想をQ&A方式で形成してみます。
(放映時間2時間40分が長いのではないか)
 鑑賞前は時間の長さに抵抗感がありました。
 予告編も入れると、12時45分開始、15時25分終了でした。
 途中2回睡魔に誘われ仮眠状態でした。
 全体をとおすと長くは感じませんでした。
(内容がわからない)
 アメリカ合衆国の歴史を知らない日本人にはわかりにくく、むずかしい。
 白人がいて、白人内部の考え方の対立があります。
 次にインディアンがいて、インディアン対白人の土地(支配地)をめぐる対立があります。
 理解するためには複数回の鑑賞が必要です。
(お客さんの入り)
 上映1時間前に入場券を購入したときは、座席はがらがらでした。
 昼食を済ませて、予告編が始まった頃に入場したらほぼ満席だったのでびっくりしました。
 暗いので、着席するまで、苦労しました。
 観客の反応は、首を傾げるぐらい「静か」でした。
 いいも悪いもない。中高年を中心の客層でしたが、不思議でした。
 たとえば、三谷幸喜映画「ステキな金縛り」では、同時に笑う雰囲気がありました。「ツナグ」では、嗚咽をもらすほど泣いている女性たちがいました。
(こどもさんには観せにくい)
 昔観たコテコテの西部劇風です。
 ディズニー作品ですが大人向けのファンタジー映画です。
 残酷なシーンやエロいやりとりも出てきます。
(バックグラウンドミュージック)
 しっかりした音楽です。
 乱れがありません。
 選曲は古いけれど、逆になつかしく、スクリーンのそばにオーケストラがいるようでした。
(アクション)
 すごいが、やがて、素晴らしいに進化します。
 テンポがいい。
 次にどうなるのか、まったく予測がつきませんでした。
 勢いがあります。
(二重構造)
 1933年のサンフランシスコ、博物館での少年とおじいさんトントのやりとりがいい。
 1869年テキサス州コルビー(蒸気機関車、銀山あり)が大部分の舞台です。
<先日読んだジョン万次郎の本で彼は1841年にアメリカ合衆国の地に立っていたことを思い出しました。1869年にはすでに帰国していますが、その後ヨーロッパへ渡っています。1868年が明治元年です。>
(キモサベ)
 映画は、殺されたはずのレンジャー(警官)が、天国にいかずに復活して、あだ討ちをする展開です。
 彼のサポートをするのが、さきほどのトントで、トントは、レンジャー・スピリッツ(人間ではなく魂になった姿)をキモサベと呼びます。キモサベは「劣った弟」と意味の説明がありますが、「親友」だと思いたい。彼の兄は優秀 なレンジャーでしたが悪人に殺されました。
(鳥のえさ)
 頭にカラスの死骸を装飾品としてのせているトントはしじゅう、鳥の餌をまきます。霊感を呼び起こす行為だそうです。
(ローンの意味)
 アローン(ひとり)のアが省略されていると勘違いしました。
 調べたらLoneで「孤独」でした。
(身長差)
 宣伝ポスターを見たときは、トント役の人とローン役の人は身長180cmぐらいだと思っていました。俳優さんのことは知らないので、スクリーンに出てきたトント役の男優さんが小柄だったので意外でした。でも、ローン役の男優さんの身長は195cmですから、トント役の男優さんが低いわけでもないことがわかりました。
(ネットでの評価が厳しい)
 意外です。よかったのに。ストレス解消のために映画を観ているので、現実にはありえないダイナミックな映像シーンとか、大きな音の音楽を聴いて、心に栄養を供給しつつ、脳の働きを休ませています。「夢」をみているのと同じ気分です。

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