2013年07月01日

桐島、部活やめるってよ 映画 DVD

桐島、部活やめるってよ 映画 DVD

 小説は読んでいません。映画を観る前に、どんな感じの内容か考えてみる。明るいとは思えない。映画を観終わってふりかえってみる。学校というこぢんまりとした空間の中でくりひろげられるやわらかな心理のやりとりは、物悲しい。
 一緒に観ていた家人が分析する。同じ曜日の出来事について、角度を変えながら、複数の学生の視点で描いてある。なるほどと思いつつも、よくわからない。黒澤明監督の「羅生門(らしょうもん)」パターンだろうか。
 バスケットボールをする3人は背が高くてかっこいい。映画部監督前田くんの相棒武文が気に入りました。田中邦衛さんをイメージします。いい方向へ成長してほしい。短時間だが、屋上でフルートを吹いていた女子はホンモノの動きだった。よかった。
 「帰宅部」などというクラブは実際には存在しないのだけれど、「おいてきぼり」という状態で、不安定になっているこどもたちの気持ちはよく伝わってくる。映像は淡々と流れて、時は過ぎていく。
 映画のなかで映画を撮影している趣(おもむき)がある。じれったいやりとりがある。ゾンビのシーンは人間の深層心理を追求していて哲学的に深い。言葉では説明できないけれど、人間のもつ「悪」とか、汚れた部分がうまく表現されている。
 「じれったい」状態に「ふんぎり」をつける。不明朗な語尾の末尾に本音がある。行ったり来たり、いきつもどりつと不安定だ。
 桐島はバレーボール部のスターだ。みんなの憧れ(あこがれ)であり、自分も桐島のようにありたいという目標だ。実像なのか、偶像なのか、むずかしい。
 心に残ったセリフ表現は、「俺たちは、この世界で、生きていかなければならないのだ」でした。


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