2013年01月03日

ひとり名画座5 天使のくれた時間

ひとり名画座5 天使のくれた時間 DVD

 映画を観る前に考えたことです。仕事をしていると体の中に膿(うみ)がたまる。美しい映画を観ると膿が涙になって体外に放出される。また、仕事をして膿がたまる。映画を観て膿が涙になる。繰り返しによって、なんとか継続して生きている。
 これから結婚を考えている恋人同士、乳幼児をかかえて生活に追われている若夫婦、子どもが成人して子育てを終えたカップルにぜひ観ていただきたい映画です。ベイビーやちいさな女の子の言葉・しぐさを見ながら、自分が若かったときの子育て風景を思い出して目頭が熱くなりました。もう、あの時は二度と戻りません。
 結婚を約束していた恋人を裏切り、未婚のまま出世して大金持ちの有力者になったジャックは、高級娼婦とクリスマスを迎えようとしています。愛よりも金、金があることイコール「全部もっている」。黒人の天使が諭(さと)します。「人生の中で一番大切なものを見失うな」。昔は、配偶者のいない人間、子育て経験のない人間、お金があっても働いていない人間は、世間では一人前とは認められていませんでした。
 天使はジャックに「きらめき」をプレゼントしてくれました。でも、一瞬の「きらめき」であり、事実でも現実でもありません。「夢」なのです。事実も現実も自分でつくるものです。当然、苦労がともないます。ジャックはケイトに何度も言います。「コーヒーを飲もう」。泣けます。まじめに生きる勇気が湧きます。ジャックの娘アニーの「パパ、おかえり」が胸にグッときました。


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