2012年10月09日

ネスト 映画

ネスト 映画 ケーブルTV録画

 ”ネスト”は「巣」であり、観る前はクモの巣を想像しました。映画ではアリ塚を表わしていました。恐怖をともなうアメリカ映画です。
 サウスカロライナ州マーシーに引っ越してきた3人家族の家は周囲に人家がない淋しい地域に建っています。妻を弁護士に取られて離婚した男がケビンコスナーで、12歳ぐらいの娘ルイーサがおかしくなります。息子がサムで7才か8才ぐらいに見えます。こどもたちは、母親は自分たちを捨てたと思い込んでいます。
 動きが少なく静かな環境は恐怖感を盛り上げてくれます。ルイーサが泥まみれになる秘密、ネコのマーマレードが行方不明になる展開、どれもこれも不気味さが先立ちます。
 ヒントは日本民話にあるのではないかと推測しました。ひとつは東北地方の座敷わらしであり、もうひとつはわら人形です。アメリカにわら人形くぎ打ちの呪い習慣があるとは思えません。
 こうなる原因をつくったのは映像には登場しないふたりのこどもたちの母親です。転居してきた3人の家族の気持ちはぼろぼろです。「個」とか「分離」について考えました。グループ運営がうまくいかなければ個体に別れて生きてゆくことになります。

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