2012年09月23日

きらきらひかる 江國香織

きらきらひかる 江國香織 新潮文庫

 ホモの夫医師とアル中の妻、夫には男の恋人がいる。その設定で読み手である自分は何に感動すればよいのだろうかと首をかしげながら読み進めました。
 夫と妻が交互に自分の生活を語る形式となっています。異常な設定なのですが、夫婦も歳月を経ればお互いに男でも女でもなくなります。友だちになります。
 イメージとして主人公妻笑子(しょうこ)は、ぼっちゃり体型の丸顔だと思う。主人公は最後に死んでしまうのかなあ(じっさいは違っていました。)
 笑子さんは勝手な人です。トラブルを次々とつくっていく人です。笑子の生い立ちとふたりの出会いの経過を知りたい。
 「婚姻届を提出」という形をとるとお互いに権利や義務が発生します。当然親夫婦もからんできてやっかいなことになります。しかし、婚姻届をださなければ気楽です。この本は42刷でよく売れています。戸籍の届けを出さない新しい夫婦関係が支持されていると思います。
 笑子はどうすれば落ち着くのだろう。作者にとってはハッピーエンドでも読者にとっては拍子抜けする最後でした。じーっと考えた。みんな仲良しならそれでいいんだ。


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