2012年09月07日

かもめ食堂 映画

かもめ食堂 映画 ケーブルTV録画

 小説は読みました。食堂の前で地元フィンランド人の奥さんたちが食堂の噂話をしている場面と最後のほうで食堂へ泥棒が入った部分しか記憶が残っていません。映画を観るのは初めてです。舞台は北欧フィンランドのヘルシンキです。未婚の日本人女性たちが集う場所、そこが「かもめ食堂」です。女性向けの映画です。
 先日観た「転校生」で広島県尾道市の中学生役だった小林聡美さんは成長して、ヘルシンキで食堂というよりも喫茶店の経営者になっています。前半は小林さんと独特な風貌をした片桐はいりさんとのふたり芝居です。もたいさんが出てきてからも舞台劇のようなやりとりが続きます。
 未婚の女性が北ヨーロッパに来て、その目的は、生きがい探しで、個性的であるからひとりなのか、ひとつの喫茶店に集う。仲間意識が生まれて、それは血のつながった家族以上の重要な関係なのです。
 日本人のソウルフード(心の原点)としておにぎりが登場します。おにぎり=ふつうの親子・兄弟・家族
と受け取ります。ふつうの家庭のなかのメンバーでいたかったけれど、そうできなかった各人の事情があるのです。わたしはそのような解釈をもって映像を味わいました。主人公、さちえさんの父親はまだこどもだった彼女のために、年に2回だけ、ぶかっこうで大きなおにぎりをさちえさんのためににぎってくれたのです。運動会のとき、そしてもう1回は忘れてしまいました。遠足のときということにしておきます。すでに、お母さんは亡くなっていたのです。そして、おそらく今は、おとうさんも天国にいるのでしょう。そして彼女には夫もこどももいない。あとは、天国の両親のもとへ旅立つまでこの世で生を続けるのです。かもめ食堂を営業しながら他者と関わってゆくのです。


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