2012年08月09日

洞窟オジさん 加村一馬

洞窟オジさん 加村一馬 小学館

キャッチコピーに「中学生で家出して、鉱山で犬と暮らし始めた」
筆者はその後、山地や河川でホームレス暮らしを43年間にも渡って続けたそうです。57歳で警察の世話になり、身元引受人のおかげで社会復帰しています。
生まれてずっと都会暮らしの人と、山奥などの田舎暮らしを体験した人とでは、この本に対する評価はかなり異なってくるでしょう。思うに、書かれていること、たとえば蛇、いのしし、うさぎ、かえるなどを食べるというのは、私の父、祖父、曽祖父の世代では普通のことであったと思います。私は亡き父に、こどもの私がペットとして飼育していた亀、あひる、鳩、うさぎを食べられてしまったことがあります。
著者の話で興味をもったのは、太陽が昇ると起きて、沈むと寝る。酒は飲まない。携帯電話、女性、パチンコは怖い。日本人は生活していくうえで必要のないものをたくさんかかえこんで疲れているような気がします。

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