2012年08月05日
だれかのいとしいひと 角田光代
だれかのいとしいひと 角田光代 文春文庫
旅先の京都駅構内で購入して少しずつ読みました。タイトルをテーマーとして、8つのショートストーリーが展開されています。
若い女性の淋しさが、ひしひしと伝わってきます。友達の恋人と寝たら誰とでも寝る女と評判がたったとか、恋愛から遠ざかるために規則正しい生活を送るとか。私は「誕生日休暇」が心に残りました。
前半にある登場人物が男性なのか女性なのかわからない中性化、幼児なのか若者なのかわからない年齢不詳、色彩を文章で表すなどは、私はちょっとついていけませんでした。後半の話になるにつれて、内容を理解できるようになりました。
この記事へのトラックバックURL
http://kumataro.mediacat-blog.jp/t81582
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません