2012年07月09日
こんな簡単な話が、なぜ通じないのか 福田健
こんな簡単な話が、なぜ通じないのか 福田健 アールズ出版
動詞でしか話をできない人がいます。また、名詞でしか話をできない人もいます。さらに、代名詞でしか話をできない人もいます。以心伝心は家族や仲間内なら通じますが、それ以外の関係では、なかなか通じません。「いつ、どこで、だれが、なにをどうする」、最低限、主語を言ってもらわないと推測するのにも疲れます。日本語は不自由な言語です。その結果、みな自分の都合のいいように解釈します。
この本では「察し型」から「発信型」への変更を勧めています。多種多様な人間類型とか業務体系、生活様式がその理由となっています。
本の内容は、ビジネス向けの会話のコツになります。86ページにある店員さんが食器洗浄機を売るセールストークは秀逸です。お客さんの大部分は、製品のことこまかなことを理解して購入しているわけではありません。自分にとって必要な情報だけで判断しています。すべての情報は必要ありません。説明の「単純化」がコツのようです。
気持ちのいい接客の基本は、自分自身の心と体が健康であればこそ可能であると最近感じています。心配事があるとなかなか笑顔にはなれません。
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