2012年07月04日

ぼくは怖くない イタリア映画

ぼくは怖くない イタリア映画 ケーブルTV録画

 自分の息子と同い年の少年を誘拐する父親なんているのだろうか。
 中身は深い。濃厚です。設定の発想がいい。名作にはいる1本です。
 生活風景からみて、現代の世界ではないと推察しました。第二次世界大戦まもなくと予測しましたが違っていました。1978年となっています。空がきれいです。麦が原野のように広がって金色の風景です。地平線が見えます。少年は自転車でなんども自宅と誘拐された少年が捕らわれている穴ぐらとの間にある未舗装の道を往復します。親たち誘拐グループはそのことを知りません。
 イタリアの貧困があります。誘拐された少年が天使に見えることがあることから宗教色があるのでしょう。悪事を働いた父親には神さまのばちがあたります。重苦しいラストですが、心に残ります。

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