2012年06月17日

計算力を強くする 鍵本聡

計算力を強くする 鍵本聡 講談社

 先日読んだ「16歳の教科書」講談社に登場する先生たちのおひとりが書かれた本です。「16歳の教科書」を読んで感心したので購入しました。
 学校で、この内容で教わりたかった。わたしはもう50歳すぎなので手遅れです。わたしが子どもの頃には、この内容の本はありませんでしたし、町内に塾もありませんでした。つまり学ぶ機会と場所がありませんでした。
 以前テレビ番組で、インド式の計算方法が紹介されていました。瞬間的に暗算ができるという内容でした。この本もそれに沿っていると思います。
 わたしは、この本全体を読み終えた後、要点を手帳にメモしました。しかし、記憶力が低下してきているので、まもなく計算手法は忘れてしまうでしょう。残念なことです。
 6ページの「計算視力」から始まります。判断力、決断力、集中力が養われます。わたしは40代後半まではメモ魔でした。できるだけ記憶することを少なくして、空いた時間なり、空いた脳の部分で考えることを優先してきました。ところが、50代が近づくにつれて、人の名前とかお店の名称が覚えられなくなってきました。このままではぼけてしまうという危機感を抱いてからは、メモをやめて、できるだけ暗記するように心がけています。それでも完璧には記憶できません。2割ぐらいは忘れます。
 掛け算の「変形」、読んでいるうちに「いち、にー、さーあん」のギャグをはなっていた世界の渡辺氏が目に浮かびました。算数は積み上げだと思いました。一箇所で行き詰るとそこを克服するまでは次の段階に進むことができません。私は小学校低学年の頃に転校を繰り返していたので、算数は苦手でした。たとえば、九九を習い始めたときに転校して、次の学校ではもう九九が終わっていたことがあります。分数しかりで、分数の足し算を習っていたら、次の学校では掛け算をしていました。だからわたしは今でも計算は苦手です。電卓さんありがとうです。日本では、九九を九の段までしか教えませんが、もっと先の十九の段まで暗記させたほうがいいようです。
 この本では、あきらめるのではなく、飽くなき追求をしていく姿勢がいい。「置き換え」とか「集中力は指先に宿る」という観察眼もいい。
 わたしは、50代近くになってから、物事を言葉とか文章ではなく、脳の中で図を描いて考えるようになりました。事柄を図式化しながら結論に達しようとします。そういうことを本にできるような人がいたら本にしてほしい。自分ではできません。


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