2012年06月10日

日本人の知らない日本語 蛇蔵&海野凪子


日本人の知らない日本語 蛇蔵&海野凪子 ㈱メディアファクトリー

 マンガ本です。読みはじめでは、以前グアム島のアガニャ地区でのぞいた書店の日本語コーナーを思い出しました。日本語学習のためのテキスト本が、日本で言うところの英語コーナーのように置いてあり、日本語は就職に役立つのかと思いつつ、日本語は、あいまいな表現が多いので、習得は大変だろうと察しました。
 このマンガは、外国人就学生相手に日本語学校で働く海野凪子さんのお話となっています。
 わたしは、○と×の意味が外国では正反対になるということは、数年前に気づきました。そのときは、○×ということではなく、正解にレ(れてん)を記されたものを見たからです。それから、インドではYesの表現が首を横に振る動作であることをインド旅行記を読んで知りました。世界は広い。
 わたしが変体仮名を知ったのは18歳のときでした。だから今でも、むつかしそうな日本料理屋さんのお店の名前は読めます。
 この本のラスト付近にある就学生たちの母国が、治安が悪く危険に満ちているというお話はよかった。日本人は治安の良さが当たり前になっています。これ以上、何が不満なのかと外国の人に責められそうです。

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