2012年05月27日

魏志倭人伝(ぎしわじんでん) 岩波文庫


魏志倭人伝(ぎしわじんでん) 岩波文庫 青401-1 石原道博編訳

長い間、「魏志倭人伝」は文章にして3行ほどのものと思い込んでいました。実際には日本語訳で10ページにも及びます。2年前に初めて読みました。卑弥呼の記述も出てきます。西暦239年頃のお話です。遠い昔、そこかしこに居た人たちのあたたかい生活ぶりがうかがえます。ことに庶民は争わずに協調しながら生活しているというくだりにはほっとしました。私は現代人の欲望追求のすさまじさに辟易としています。本来日本人庶民というものは平和な民族だったと思うのです。魏志倭人伝のなかに熊本県阿蘇山を紹介した文章があります。私はその後、阿蘇山噴火口まで行ってきました。今ではさびれた観光地という感がただよっていましたが、2000年前も今も噴煙をあげている噴火口周辺を散策しながら、地球と歴史の雄大さにひたりました。

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