2012年05月27日

ぼくらの七日間戦争 宗田理

ぼくらの七日間戦争 宗田理(そうだおさむ) 角川文庫

中学1年生のこどもたちとおとなとの戦いです。昭和50年代後半の作品でしょうか。それにしては、 ドラえもん、アントニオ猪木、古館アナウンサーと現代と相通ずる記事も目立ちます。
誘拐話の挿入は楽しいものでした。この逆が映画「バトルロワイアル」だろうか。
本を読み終えて 巻末にある本の紹介コーナーを見ました。昔読んだ本がたくさんあってなつかしい気分に浸りました。風に吹かれて・五木寛之、羅生門・芥川龍之介、城之崎にて・志賀直哉、九月の空・高橋三千綱、スローカーブをもう一度・山際淳司、無影燈・渡辺淳一、日本人とユダヤ人・イザヤベンダサン、変身・カフカ、車輪の下・ヘッセ。
さて、物語の中で中1だったこどもたちは今30代です。私の周りを見渡すと、 この世代には未婚者がたくさんいます。大人との戦いを終えてこどもをもつことが嫌になったのでしょうか。

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