2012年05月24日

わが家の母はビョーキです 中村ユキ

わが家の母はビョーキです 中村ユキ サンマーク出版

 統合失調症(とうごうしっちょうしょう)という病気の母親をもつ作者の体験記となっています。わたしが、統合失調症という病名を初めて聞いたのは、平成15年頃でした。以前は精神分裂病という呼称でした。症状として、幻覚・幻聴があるという程度しかわたしには知識がありません。統合失調症の人は、よくしゃべり明るい性格という印象があります。
 作者はマンガ家なので、本もマンガとなっています。全体をみると、教科書のようです。医学的なこと、保険や年金などの施策の紹介となっています。細部でみると、精神障害者をもつ家族の悩みごと紹介となっています。
 母親の発病の原因は作者の父親である夫です。夫は、飲酒、ギャンブル、借金まみれ、働かなかったとなっています。母親の夫に関しては、同じくマンガ家の西原理恵子氏と共通する素行もあります。お酒や、ギャンブルに溺れる男性は、結婚相手の対象からは、除外しましょうと女性に助言したくなります。
 以前、人から、精神病の親とはきっぱりと縁を切らせることが、こどもの将来のためになるということを聞いたことがあります。この本の中で、作者はこどもの頃に数を数え切れないほど、母親から包丁を向けられています。そこだけをみると、母親とは縁を切るべきです。されど、その後の作者の成長をみると母親が必要だったとなります。


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