2012年05月22日

老婆は一日にして成らず 綾小路きみまろ

老婆は一日にして成らず 綾小路きみまろ PHP

 書店で思わず手にしてしまいました。文章読みと実際の漫談を聞くのとは違います。文章だと笑いにくいものですが、文章にリズム感があります。半分ほど読んでからYou Tubeを見ました。笑いました。文章どおりの語りが続きます。楽しい。
 情熱に圧倒されます。ずば抜けた記憶力と体力、そして努力はたいしたものです。若い人たちには実感がないだろうけれど老境にさしかかった身としては、話の内容に共感することばかりです。文章を読みながらでも思わず笑ってしまいます。学習の上積みがあります。歴史、地理、文学などです。芸は完成の域に達しています。
 観客は平和な夫婦です。やさしい連れ合いがいます。耐えてきたからこそ今、笑うことができるという人生の経過があります。
 後半は真面目になります。平和への感謝があります。心に残った言葉は、103ページにある「みんなしあわせになるために生まれてきたけれどしあわせになれない」というものでした。


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