2012年05月21日
かもめ食堂 群ようこ
かもめ食堂 群ようこ 幻冬舎文庫
かもめ食堂というタイトルから予測したことは、物語の舞台となる「かもめ食堂」は東北宮城県の石巻市か岩手県の釜石市三陸海岸あたりではなかろうかということでした。まだ、わたしが中学生の頃にウミネコの島というようなタイトルの本を読んだことがあります。そのときの舞台が東北でした。ところがどっこい、「かもめ食堂」がある場所は、フィンランドのヘルシンキだったのでたまげました。
登場するのは、ハヤシサチエさん(未婚38歳、日本に兄ひとり、弟1人)、トンミくん(フィンランド人、若者)、シンドウマサコさん、ミドリさん、リーサおばさんなどです。
フィンランドは高福祉の国ではあるけれど、日本人でも病気になったらその恩恵をいただけるのだろうかと、物語を読みながら、サチエさんたちの生活を心配しました。内容は、未婚女性の半生を扱った作品です。60ページあたりのもの言いがいい。
サチエさんが経営するかもめ食堂には、なんともさえない人たちばかりが集まってきます。しかし、誠実な人たちでもあります。誠実であるからこそやがてお客さんたちが集まってきます。意外性がしあわせな気分にさせてくれた作品でした。
かもめ食堂というタイトルから予測したことは、物語の舞台となる「かもめ食堂」は東北宮城県の石巻市か岩手県の釜石市三陸海岸あたりではなかろうかということでした。まだ、わたしが中学生の頃にウミネコの島というようなタイトルの本を読んだことがあります。そのときの舞台が東北でした。ところがどっこい、「かもめ食堂」がある場所は、フィンランドのヘルシンキだったのでたまげました。
登場するのは、ハヤシサチエさん(未婚38歳、日本に兄ひとり、弟1人)、トンミくん(フィンランド人、若者)、シンドウマサコさん、ミドリさん、リーサおばさんなどです。
フィンランドは高福祉の国ではあるけれど、日本人でも病気になったらその恩恵をいただけるのだろうかと、物語を読みながら、サチエさんたちの生活を心配しました。内容は、未婚女性の半生を扱った作品です。60ページあたりのもの言いがいい。
サチエさんが経営するかもめ食堂には、なんともさえない人たちばかりが集まってきます。しかし、誠実な人たちでもあります。誠実であるからこそやがてお客さんたちが集まってきます。意外性がしあわせな気分にさせてくれた作品でした。
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