2012年05月20日

人生がときめく片付けの魔法 近藤麻理恵

人生がときめく片付けの魔法 近藤麻理恵 サンマーク出版

 あとがきから読み始めました。片付けしすぎて病院に搬送されましたから始まります。ほほえみました。自己紹介記事もすごい。幼稚園のときから片付けているそうです。
 タイトルにある「ときめき」は、その物に触れたとき気持ちがときめくかになります。ときめかなければ捨てる対象です。その部分を読みながら物=人とも読み取れました。ときめかなければ交流を絶つことになります。相手は異性であったり同性であったりもします。また、捨てる=忘れるとも受け取りました。
 出だしからしばらくは、旧来からの整理整頓の格言とか手法を否定する記述になります。納得することばかりです。片付けは最初に1回、以降は元々あったところに戻す。それで終了は、画期的です。良書です。
 物に声をかける。物に手をあてる。作者は優しい人です。巫女(みこ)さんの経験が後半の精神論につながっていきます。片付けに関して、経験に裏打ちされた自信にあふれています。
 文章は読みやすく、わかりやすい。
 何かをあるいはだれかを管理することは難しい。この本は「管理」のノウハウの本でした。

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