2012年05月20日

まほろ駅前多田便利軒 映画

まほろ駅前多田便利軒 映画 ケーブルTV録画

 本を読んだのは2009年のことになります。映画を観ながらこんな暗い内容だっただろうかと疑問をもちました。当時書いた読書感想文を読み直してみました。やはり暗い内容だったようです。
 小説を読んで自分なりに造った多田啓介と行天晴彦(ぎょうてんはるひこ)がいます。映像のなかのふたり(瑛太・松田龍平)とはイメージが異なります。ストーリーを離れて、ふたりの演技を楽しむことにしました。肩に力のはっていないリラックスした雰囲気が気に入りました。ストーカーを演じる柄本明さんの息子さんの演技は気に入りました。
 「虐待されたこどもが虐待した親を殺さないのはなぜだろう。虐待した親はこどもを殺すのに」というセリフが心に残りました。子は親に、もしかしたら改心してくれるかもしれないと期待しているのです。
 人は悲しみを胸に秘めて生きてゆき死んでゆく。どろどろとした物語でした。

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