2012年04月15日

コットンクラブ 映画

コットンクラブ 映画 DVD

 黒人が観る映画と受け取りました。米国の歴史を知らないと日本人にはなかなかなじめない。タップダンスを観る目的で観ました。別の映画「TAP(タップ)」のほうが楽しい。
 ミュージック、ダンス(ダンサーはみなさん足が長い)、撃ち合い・殺し合い、セックス、黒人・白人、マネー、「コットンクラブ」からは最初、黒人の綿花採取奴隷仕事を思い浮かべました。高級ナイトクラブの名称でした。華やかな表舞台とは反対に裏舞台の人間模様はどろどろとしています。経営陣の目的はお金と自尊心の充足です。いっぽう舞台に上がりたいスター候補生たちはショーが大好きです。お金だけではない。人種差別に関する言動がありますが実感は湧きません。銀幕に登場できたひとたちは端役でもスター(星)のひとつです。
 1928年のニューヨークハーレムから始まります。続けて、1930年のブロードウェイ(劇場街)で繰り広げられるギャングがらみの人間模様です。外国人の陽気さがありますが、映画全体は暗い。黒人の生き方はふたつしかない。「黒人として生きるか、黒人として死ぬか」だというセリフは哲学的で深い。

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