2012年03月23日

ALWAYS 三丁目の夕日 映画

ALWAYS 三丁目の夕日 映画 ケーブルTV録画

 観終わってみると、後世に語り継がれる名作でした。世界中の人たちに観てほしい。
 過去へのタイムトラベルです。当時の風景が見事に再現されています。蒸気機関車、建設途中の東京タワー、模型飛行機、駄菓子屋。
 涙のシーンは次のとおりです。鈴木オートの主人が小さな店舗をけなされて、自分がどれだけ苦労してこの店をつくりあげてきたかと激怒したあと、店の今後の繁栄予想を語るシーン、共感しました。10歳の淳之介が自分のアイデアが本に載ったと喜ぶシーン、茶川竜之介がひろみさんに指輪を贈るシーン、三浦友和サンタクロースが淳之介にプレゼントを贈るシーン、薬師丸おかあさんが一平のセーターのひじつぎあてにお守りを忍ばせてくれたシーン、竜之介と淳之介の別れと再会シーン。ろくさんのお母さんからの手紙、淳之介が竜之介に残した書置きの手紙。そのふたつの手紙シーン。お金じゃない。気持ちだとか、小説家は底辺に身を置いて創作活動をすると考えました。ろくさんと淳之介のふたりを「やっかい者」と重ねながらも存在を肯定するシーン。「家族」を形成することに夢をもつ。このテーマと素材で、これ以上の作品はできないし、つくろうとしないほうがいい。
 心に残った4年生鈴木一平の言葉です。ろくさんを上野駅まで三輪自動車ミゼットで送るときに「ほいきた!」。送ったあとに「あしたもあさっても、50年後だってずっと夕日はきれいだ。」

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