2012年03月19日

アウェイ・フロム・ハー 映画

アウェイ・フロム・ハー 映画 ケーブルTV録画

 2006年カナダの映画です。認知症が素材です。初老の夫婦が観ると気持がかなり落ち込みます。テーマは深い。いかようにも解釈と対応案を発展させることができます。一瞬の映像では内容を理解できなくて何度も巻き戻しをしました。深読みしすぎている部分もあるでしょう。
 老夫婦がいます。妻に認知症の兆候があります。夫は妻を施設に入れます。日本でいうところのグループホームか特別養護老人ホームだと思うのですが外観内装はホテルです。
 親族は、施設入所後30日間入所者に会うことができません。入所者が施設での生活に慣れることが目的です。30日後、妻は夫の顔も名前も忘れていました。入所者の男性と恋愛関係が芽生えていました。夫は何度も妻に面会に通います。妻は夫を思い出してくれません。やがて夫は、妻を許すのです。入所者男性と妻との信頼関係が維持できるように尽力を注ぎます。夫は正常な意識を維持することができず入所者男性の妻とできてしまうのです。
 妻は夫に2度こう言います。「見捨てて」。一度目は施設入所のときでした。このときはまだ正気でした。二度目は長い時が流れて妻がいっ時だけ正気が戻ったときに「見捨てて」と夫に願い出ます。彼女は病気になって別の人格をもつ人間に生まれ変わったのです。
 施設職員女性が聖書の言葉を使って夫を励まします。<今からでも前の自分に戻れる>
 入所者である妻の気持と親族である夫の気持はすれ違います。
 お金があってもなくても、地位が高くても高くなくても、病気は平等に人間を襲います。
 自分なりに深読みしたことがあります。もしかしたらあたっているのかもしれません。まだ正気の部分があった妻自身が施設入所を選択したのは、施設に昔の彼氏が入所していたからです。夫は大学教授でしたが仕事中心で妻をかまわなかった。元気がなくなった妻は夫に内緒で不倫をしていたのです。


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