2012年01月29日

ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 映画館

ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 映画館

 ところどころの仕草は面白かった。各シーンが合体した全体像については、こういうものなのかなという物足りなさが残りました。とはいえ手抜きではなく、構成はしっかりした作品です。
 「ジョニー・イングリッシュ」というのは主人公の名前です。Mr.ビーンことイギリス人のローワン・アトキンソンが演じています。冒頭はチベットでの鍛錬シーンから始まります。彼の顔が出た途端なんとなく笑ってしまいます。フーテンの寅さん役を演じた故渥美清さんと共通する安心感があります。
 筋立ては、英国の要人と中国の首相が会談するのですが、中国の首相に対する暗殺計画が発覚するのです。ジョニー・イングリッシュが所属する警護グループのどたばた騒ぎが放映されます。ばかばかしいといえば、ばかばかしい。ビーンの行動は愚直(ぐちょく、ばか正直。ほめ言葉だと受けとっています。)です。けしてふざけてはいません。日頃のストレスを解消するために笑いたくて観た映画となります。笑いのツボは「ミスマッチ」です。敵を追いかけるシーンを始め、画面には出ない普通の展開があって、そうはならないシーンづくりがあります。力を入れなくてもできることはあるという知恵が披露されています。音楽がシーンを盛り上げます。
 がちがちのイギリス映画でもあります。紳士の国イギリス人の雰囲気がただよっています。世界中に領土をもつ誇りもみられます。堅物(かたぶつ)のつまらなさもあるし、国王を尊重する気質がみられます。チベット、香港の風景は気に入りました。海外旅行を楽しんでいるようでした。
 日本人にも見える白髪の中国人のおばあさん(実は殺し屋)の存在が最初から最後までシーンをつないでいきます。
 ジョニー・イングリッシュはしゃべらないほうが、魅力があります。無声映画状態になったときの彼のしぐさや様子が光ります。パントマイムです。言葉はなくても気持は伝わってきます。意外に下ネタにこだわります。ことに男性の局部にこだわります。映画を観ていた観客女子の方たちが爆笑することが予想外でした。あそこを蹴られた痛みを体感することはないのに映画館内の女子たちは大声で歓声をあげるがごとく爆笑していました。
 活動するために使用する殺人道具、特別製作のロールスロイス、同様に高速で走行できる車椅子など、武器に関しても楽しめました。本格的アクション映画を意識しての爆破シーンも上出来です。モザンビークでの失敗話が出ると現れるイングリッシュ氏の右目のけいれん、心理分析官女性とのやりとりをとおしての男子はすけべですのあぶりだしもよかった。サブタイトルどおり気休めに観る映画です。


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