2011年12月18日

ミッション・インポッシブル4 ゴースト・プロトコル 映画館

ミッション・インポッシブル4 ゴースト・プロトコル 映画館

 筋立てはよくわかりませんが、ストーリーは無視して、迫力に満ちた映像、耳をつんざく大音響、こんなことよくできたなというアクション(格闘・立ち回り)、そして音楽を楽しむ映画です。ドバイの高層ビルを上るシーンにハラハラドキドキしますが、堕ちるシーンは、もっと素晴らしい。冗長(むだに長い)シーンは割り切ってカットして、132分を120分以下にしたら締まってさらに良くなります。
 ミッション・インポッシブル(不可能な指令)、ゴースト・プロトコル(なかなか見つけられない暗号)と解釈して観始めました。
 IMFというのは国際通貨基金かと思ったら、Impossible Mission Force 不可能作戦班というスパイ組織の名称でした。そんなこともあってちんぷんかんぷんな部分もありました。もう一度観てもいいと思っています。筋立てとしては、まず、なにかのファイルを盗みそこねた失敗話があり、武器売買のお話につながっていきます。内部情報漏洩みたいなことがからまりつつ、原子爆弾が登載されたミサイルを発射させないための動きがあります。原子爆弾を爆発させるためのものが、原子爆弾登載ミサイル、起爆装置、暗号で、この暗号の部分で激しい攻防がみられます。次に主人公のイーサンを巡るイーサンの奥さんの話があります。そして、見ているうちになにがなんだかわからなくなります。結局鑑賞者である自分は、ミサイルを止めるための発射コード(番号)を調べる目的を達成することに気持ちを集中させます。どうやって撮影したのかわからない映像が素晴らしいだけに、ストーリーのわかりにくさは残念です。
 時間の感覚がおかしくなります。作戦作業は分刻み、秒刻みで進みます。歳をとってきたので、スピーディな展開に頭がついていけません。ただ、それでもかまいません。映像に気持ちを入れ込んで自分が登場人物になって非現実的な世界で動き回っている爽快感があります。音楽は壮麗(規模が大きくて美しい)です。いっぽう無音の時間帯もそれはそれでかなり緊張します。連続的な活劇で脳が休まる暇がありません。大声を出してカラオケを歌うストレス解消法と共通するものがあります。

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