2011年11月26日

ショーシャンクの空に 映画 DVD

ショーシャンクの空に 映画 DVD

 こういう映画があることを知りませんでした。ネット検索で見つけました。94年の作品です。この年はほかに有名になった映画があって、その映画の陰に隠れてしまったそうです。名作に数えられています。
 アメリカ合衆国にあるショーシャンク刑務所に無実の罪(射殺による殺人)で入れられたアンディ(銀行職員)と同房にいたレッドとの物語です。お話はレッドの語りで引っ張られていきます。
 途中、「更生(生まれ変わって生きる)」とか「教育」がテーマと決めつけましたが、終わってみると違いました。これから観る人もいるでしょうからこれ以上は書きません。
 違和感があるのは、刑務所内で所長以下監守する側の人間が受刑者を名前で呼ぶことでした。固有名詞で呼びかけると感情が湧いて対応がゆるむといけないので、受刑者を無機質な記号である番号で呼ぶものと思っていました。塀の外で高名だった人も塀の中ではみな平等な犯罪人のような気がするのです。
 聖書の教えが物語の最初から最後まで流れてゆきます。キリスト教徒ではないので理解できません。
 1947年からスタートします。刑務所内ではたばこが通貨の役割を果たしています。刑務所内は荒れています。腕力の強い者、公的権力を有する者のやりたい放題です。50年間ムショ暮らしを続ける老人ブルックスの存在が光ります。そのほかの服役者も施設慣れしています。主人公アンディは彼らに「希望」をもつことの意義を語ります。人間は心の豊かさを失ってはいけないと強調します。対してレッドは、ここ(刑務所)では、(自殺しないために)希望をもってはいけないと反論します。理想家なのかもしれないアンディの目の前には冷酷な現実が立ちはだかります。
 20年ほどが経過した1966年までに、アンディの努力によって、刑務所内に文化が育ちます。図書館であったり、高校卒業資格の取得であったり、音楽鑑賞であったりします。うれしいこともあったし、悲しいこともありました。悪人たちの集まりのお話なのに、心があたたまります。情のやりとりがあります。心の安らぎがあります。感謝があります。
 野球の試合の流れを見ているようでもありました。耐えて、耐えて、耐えて、最終回9回裏にサヨナラヒットが出ます。ラスト近くは消化不良の気分があって、このままでは感動できないという失意が生じるのですが、うつむいたあと、ツーアウトから胸にジーンと迫る展開が起こります。佳作(美しい作品)でした。
 主人公は自分の心を支えるためにある行為を継続していきます。その気持ちがよくわかります。希望をもち続けるための行為です。


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