2011年10月29日

バンドワゴン DVD

バンドワゴン DVD

 本「するめ映画館」、それから「ちくま日本文学色川武大」で紹介されていたので観ました。タイトルから音楽バンドがワゴン車でアメリカ国内を回りながら興行する内容と思いましたが違いました。「バンドワゴン」はミュージカルの台本であり演劇のタイトルです。バンドワゴンの意味がとれないのですが、パレードの先頭につく音楽隊用の車を指すようです。
 演劇人を目指す人、スターになることを夢見る人、舞台芸術に携わり(たずさわり)たい人たちが見る映画と受け取りました。
 53年作。白人の白人による白人のための映画という印象があります。素直に書いてしまうと、はじめのうちは気持ち悪い。子どもじみている。主役の人は猿のような風貌で動きはニワトリです。(ひいきの方がいらしたらお許しください。)売れなくなった元コミッカルミュージカルダンサーのトニーは老いています。彼に対して過去の栄光を捨てて、古いイメージを捨てよと共演者は激励を飛ばします。トニーはそれを受け入れられない。勧めた男優兼製作責任者も興行に失敗してしまう。
 共演者たちの気持がゆき違う映画でもあります。対立が続きます。振り上げた拳(こぶし)は感情のぶつけあいを経て話し合いで解決に導かれます。それは後半の興行成功があったから報われます。車で全国を回るのではなく、鉄道で回っています。
 心に残ったシーンは主演男優が女優に(親子ほど年齢が違う)「ふたりは、違う世界、違う時代からきた。だから、一緒にやることに意義がある。」という内容のセリフでした。


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