2011年08月12日

ぼくたちと駐在さんの700日戦争 DVD

ぼくたちと駐在さんの700日戦争 DVD

 小中学生たちと駐在さんとの戦いだとばかり予想していたので少々驚きました。駐在さんと高校生たちとの戦いなのですが、彼ら高校生たちがどう見ても若い大人たちなのです。さらに暴走族のように、バイクを乗り回すのかと思いきや自転車、そのうちひとりはママチャリに乗り、ニックネームもママチャリなのです。「ぼくらの7日間戦争」宗田理著(そうだおさむ)と勘違いしていました。この映画では、700日戦争のうちの180日ぐらいが映像化されています。
 場所は栃木県でのどかです。緑が広がる田舎町で、いろいろな俳優さんとか元歌手さんとかのタレントさんたちがちょいと顔を出します。喜劇なので笑えるシーンは多々あります。されど、なにかしら物足りない。冒頭付近は少々粗暴で、オーストラリア映画「マッドマックス」を思わせるのですが、バイクではなく、自転車なので、拍子抜けします。あとはちっちゃないたずらとかわいい駐在妻とその妹なのですが、とくに妹さんの演技がいただけません。セリフの言い回しは素人さんです。駐在さんと若者たちの演技は上々です。
 ときおり現れる小学校2年生ぐらいのみかちゃんは、心臓病だそうですが元気です。彼女を喜ばせるために打ち上げ花火をあげるところがこの映画のクライマックスです。この映画を見始める少し前、自宅にいて打ち上げ花火の音が聞こえました。たぶん近くにある市の夏祭でしょう。
 企画倒れかと思いきや、わたしはこれでいいと判断しました。なにもかもきちんとつくると窮屈です。設定は1979年で、当時の風俗や歌が流れるのはなつかしい。昔の千円札が出てきたときにはちょっぴり感激しました。しばし、どうして紙幣のデザインを変えてしまったのだろうかという思いにふけりました。
 男なのか女なのかわからない学生さんがひとりいて、映画が終わった今でもどっちなのかわかりません。この青春の時期に男が大好きな女性話とかエロ話は面白い。そして、内容は健全です。

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