2011年05月26日

シャル ウィ ダンス DVD

Shall we ダンス?(シャル ウィ ダンス) DVD

サラリーマン家族のための映画です。加えて、雇われ人のための映画です。16年ぐらい前の作品になります。一緒に見ていた家族から「見たことないの?」と問われ、「最初、役所広司さんが、駅のホームからダンス教室の窓付近にいる女性を見上げるシーンしか見たことがない」と答えました。この映画の主人公杉山正平さん同様、結婚、子育て、庭付き一戸建て取得のために働いてきました。映画を見ることはありませんでした。給料を得るために自分の興味を我慢するのがサラリーマンの常です。だから杉山さんの気持ちがそこはかとなくわかるのです。杉山さんは、仕事を終えて夜遅く帰ってくるのです。翌日は早朝に起きて、自分でごはんをおわんによそって食べて自転車をこいで出勤するのです。奥さんも13歳の娘さんも寝ています。夫婦仲や親子関係が悪いわけではありません。ふたりに気を使っているのです。そんな毎日の繰り返しを延々と続けるのがサラリーマンです。
 後世に語り継がれる名作映画です。杉山さんがダンスを始めた動機は岸川まいさんへの恋です。まいさんから自分が目的ならやめてくれ!と指摘されます。浮気するほど攻め込む気持ちはないのです。あこがれです。杉山さんがダンスをやめずに続けたのは、やめるとまいさんへの恋を肯定したことになるからです。後ろめたさと、けなげなほんの少しの意地があります。
 男子が社交ダンスを習っていることは、周囲にはやはり言いづらい。男らしくないとか、男女の体の触れ合いに興味があるとかで、サラリーマン男子の場合はなかなか言いにくい。健康のためがごまかしの常套句となります。その辺の映像表現が優れています。笑えます。


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