2011年02月07日

ミッション・インポッシブル DVD

ミッション・インポッシブル DVD

 もしわたしが映画館でこの映画を見たら内容を理解できません。DVDを何度も巻き戻して、登場人物の素性と役割を確認しました。
 アメリカ合衆国CIA(たしか中央情報なんとか局だった)のスパイグループがあります。合計で5人うち男性が3人です。ボスがいて、この映画の主役であるイーサンがいます。彼らに下されたミッション(特命指令)は、情報を売り渡そうとしている裏切り者のCIAのスパイと取引相手の交渉場面を撮影して本部に提出することです。
 ところが、証拠撮影の場所となるプラハの米国大使館には、彼らとは別のスパイグループたちが動き回るのです。イーサンのグループは、罠(わな)にはめられて、次々と絶命していきます。
 この映画の冒頭シーンを見てから、鑑賞者はふたてのパターンに分かれるでしょう。そのまま、映画に没頭できる人と「虚構」の印象が強く残って、すべてが虚構だと疑いの目で見る人です。わたしは後者になってしまいました。
 CIA本部から情報を盗み出すスリルあるシーンでは、「人の気配がするだろうに、うまくいくはずがない」というしらけた気分になりました。ロンドンからパリに向かう高速鉄道の屋根上格闘シーンも気持がのりませんでした。色々ドタバタありますが、中身の少ない映画です。CIA幹部職員が、東西の冷戦は終わった。もうスパイの時代じゃないと言っていたことに共感するのです。

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