2010年10月19日

幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ DVD

幸福の黄色いハンカチ(しあわせのきいろいハンカチ) DVD

 34年ぐらい前の作品です。映像から吉田拓郎やイルカ、そしてピンクレディーの歌声が流れてきます。爆発的にヒットした映像にある車は、オートマ車であるはずもなく、当時はエアコンのない車も珍しくなく、パワーウィンドウなんぞあるわけもなく、さらに考えていくと、北海道はまだ遠いところで、簡単に行ける場所でもありませんでした。富良野がラベンダーで有名になったのはこの時代のあとで、北海道自体がスキーを除けば、観光地ではなかった気がします。
 ふた組のカップルが登場します。北海道在住の島勇作・光枝夫婦とふたりともに失恋して東京からひとり旅で北海道に来た花田欽也くんと小川朱美(あけみ)さんです。釧路-網走-美幌峠(びほろ)-阿寒湖-帯広、狩勝峠(かりかち)を越えて、ゴールは夕張です。
 花田欽也君は、すけべでちゃらちゃらとしたみっともない青年でしたが、この旅で心の成長を遂げます。彼は島勇作さんや小川朱美さんに教育されて、心の優しい男になります。
 炭坑のことを知る人は少なくなったと思う。知る人がこの映画を見ると号泣するでしょう。
 夫婦にこどもができなかったことが、島勇作さんが服役した原因になるのですが、当時は、結婚することとこどもがいることが幸福の基準でした。
 監督、俳優さんたち、スタッフ、このメンバーだからできた映画です。DVDのサービス映像で、当時、武田鉄矢さんは運転免許証がなく、映画では、スタッフがかつらをかぶって運転している後姿の映像を長時間使用してあるそうです。
(この記事を書いた数日後)
 自宅に届いたJAF Mateをめくっていたら、ゲストは武田鉄矢さんで、この映画のことを語っておられました。やはり、運転は仮免しかもっていなかったそうです。DVDを見て数日後だったので偶然がうれしかった。

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