2010年06月24日

◎第三の男

第三の男 DVD

 ギターによる演奏曲は知っていましたが、映画を見るのは初めてです。65分付近の映像にはぞっとしました。殺人がからんだサスペンスでありながらギターの音色は明るい。第三の男とは、第一がわたし、第二があなた、第三はわたしとあなた以外の第三者ととらえていましたが、この映画の場合、単純に目撃者のうちの3番目となっていました。
 主役はさえないアメリカ人作家ホリー・マーチンで、死んだのが彼の友人でハリー・ライムです。おそらく彼はオーストリア人だと思います。彼の恋人がスロバキア人のアンナで、舞台のオーストリアウィーンはチェコとドイツとロシアとに占拠されている戦時中らしい。複雑です。
 色々な要素が含まれています。下水管内の逃走、追跡劇では、ゴールデンスランバーのヒントはここにあったと確信しました。続けて、その追いかけっこが、カーチェイス映画に発展したと予測しました。死んでしまった人が生き返るのは、ゴーストをはじめとした迷える魂の復活映画の発想になっています。現代映画の基礎を築いた映画が30年少し前に放映されたこの白黒映画です。ユーモア、サスペンス、音楽、展開とも縦横無尽です。


この記事へのトラックバックURL

http://kumataro.mediacat-blog.jp/t54958
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい