2010年03月07日

奈良県・大阪府 信貴生駒スカイライン

奈良県・大阪府 信貴生駒スカイライン(しぎいこま)

スカイラインの鐘の鳴る展望台からの眺めです。大阪方面になります。
白く霞んでいます。ビルがたくさんです。



日本のスカイラインはどこも閑散としていているようです。昨年12月から今年2月にかけて、鹿児島県の指宿スカイライン(いぶすき)、三重県の伊勢志摩スカイライン、そして今回は、信貴生駒スカイラインを車で走りました。生活道路ではないし、通勤に使用する道路でもないので、走行する必要がないのでしょう。また、冬季という時期的な理由もあって車や人が少ないのでしょう。遠い昔に全国的なスカイライン建設ブームがあったのだろうと推測しました。
こちらのスカイラインの特徴として、散策している徒歩のお客さんを見かけることです。山の中腹辺りに車を止めて登ってこられるようです。



スカイラインの途中に鐘の鳴る展望台があります。前の写真は、コンクリートの建物があって、そこの階段から撮影しました。階段は高い位置にあって、わたしは高所が苦手なので、怖かった。
階段の途中に鐘があります。



高所の恐怖をこらえながら、恐る恐る右にあるヒモを引っ張って、カラーンと1回鳴らしてみました。
そして、どういうわけか、階段を下りた踊り場スペースに鍵がたくさん飾るようにかけてあるのです。それも業務用の真鍮(しんちゅう)の鍵で見た目には、愛らしさはありません。鍵にはペンで、なにかしら文章が書かれていましたが、その場所にはほかの人たちもいたので読むのは遠慮しました。鍵たちは、神社に飾ってある願い事の絵馬のようでもあります。恋人であるふたりが離れませんようにあるいは別れませんようにということで、「鍵(かぎ)」なのでしょう。
角田光代著(かくたみつよ)「八日目の蝉(せみ)」では、この付近が舞台のひとつになります。発端は男と女の愛のもつれでした。ひとりでふたつの鍵をもつとややこしくなるのです。




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