2023年08月23日
「神様」のいる家で育ちました 菊池真理子
「神様」のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~ 菊池真理子 文藝春秋
このマンガの本を読むことにしたきっかけは『信仰から解放されない子どもたち #宗教2世に信教の自由を 横道誠 編・著 明石書店』を読んだことです。
親が熱心に特定の宗教活動に専念しているわけですが、その犠牲になっているこどもたちはかなり苦労されています。信仰に関しては、親とこどもの分離が必要です。紹介した本には、18歳未満のこどもの宗教活動は禁止すべきだというメッセージがありました。
わたしなりの考えですが、親のお金や財産はあてにしないほうがいい。
親のお金や財産は親のものです。親が自分のために使っていいお金です。
こどもは、自分が必要なお金は自分で工面(くめん)するものです。
わたしは、小中学生のときにそう悟りました。
自分のことは自分でしないとだれもやってくれないと自覚しました。
むかしは、こどもの数が多かったこともあってか、放任主義的(ほうにんしゅぎてき。ほったらかし)な親がたくさんいました。だから、こどもが、自立・自活できたというメリットはありました。
親は親、こどもはこどもです。こどもには、こどもの人生があります。
さて、マンガを読み始めます。
「はじめに」があって、第1話から第7話まであって、「あとがき」があります。
第1話を読んで、内容は作者の体験だけではなくて、ほかの人の体験をマンガ化してあると理解しました。
「第1話」
どうしてそうなるのだろう。
自分自身で判断ができないから、自分のことをひとに(神さまや仏さまに)判断してもらう。
楽な生き方です。
トラブルが起きたら、ひとのせいにすればいいからです。
自分のせいではないのです。
あとは、集団の人間関係を自分の利益のために利用する。
長い間生きてきて思うのは、親の役割を果たせる人は案外多くはない。
自分自身も子育てに失敗したと後悔する部分はあります。
マンガの中には『サタン(悪魔、魔王)』とか『ハルマゲドン(世界が終わる、あるいは、破滅する最終戦争)』他人同士なのに『兄弟』そして『パラダイス(楽園、天国)』どういうわけか『ムチ(こどもに鞭(むち)を打つ儀式(児童虐待です)』『伝道(教徒を増やす)』など、ふだんの日常生活では使わないような言葉が次々と登場します。
なんのためにそのようなことをしているのだろう。考える。考える。考える。
組織の維持が目的です。組織の上層部にいる人たちの安泰な生活維持が目的で、その下にいる人たちがじょうずに利用されている構図が見えます。末端の人たちは洗脳されています。(金銭利益上納のために、意識をコントロールされている)善良な人たちが、じょうずにだまされている。
宗教の本旨(ほんし。個人の心の安定。社会活動の安定)からは、はずれています。
虐げられた(しいたげられた)こどもは、成長して、親に仕返しをします。
こどもが小さかったころは、親の腕力でこどもを押さえつけることができても、成長したこどもの腕力に親はかないません。不幸が発生します。
最終ページで、実母がサタン(悪魔、魔王)に見えました。
本当は、実母も被害者なのに、本人は気づけない。
人心の不安を扱って、じょうずにできあがったシステム(制度、構造)があります。
「第2話」
読んでいると気持ちが暗くなってくるマンガです。
小説作品『星の子 今村夏子 朝日新聞出版』を思い出します。映画は、芦田愛菜さんが宗教2世のこどもさんを演じていました。最終的に、主人公は親の信仰を受け入れます。ものさびしい映画でした。こどもは、親孝行を選択したのです。
不思議な単語が並びます。『御み霊(おみたま)』『組み手(手をかざすと病気が治ったりする)』『お浄め(おきよめ)』『霊動(れいどう。手かざしの業(わざ)をすると相手がぐらぐらに揺れる。「やらせ)です。嘘(うそ))』『濁毒(だんどく。医薬品は毒だから使用しない)』狂っています。どうして、うそだと思えないのか。不可解です。
父親は医師です。なにかしら矛盾している。むじゅん:理屈が通らない(その後、父親は亡くなっています)
なんとういうか。人柄というものは、勤めている組織とか職業とか、ポスト(地位)で、人間の中身を判断できません。まじめでおだやかそうに見える人でも、思いがけない性癖(せいへき。生まれつきの性質。なおらない)をもっている人がいます。
『病気の原因は先祖にある』(ばかばかしいです。理屈になっていません。それでも信じる人がいます。人間とは不可解で弱い生き物です)
真っ赤なうそじゃないですか! と相手に抗議することができる強い意思表示がほしい。(赤は「完全な」ということを強調するための色)
「第3話」
合同結婚式です。
生まれてくるこどもが『祝福2世』です。宗教団体の創始者にとっての金づるです。(楽をしてお金を流してもらえる)
あいかわず『サタン』『イエスの再臨(さいりん。生まれ変わりということか)』『神の血統』『祝福2世』(どうして「おかしい」とか「へんだ」とか思えないのだろう)
こどもは、友だちがいない。できない。(教団のこどもどうしの人間関係だけとなってしまう)
教団の教えに従わないと地獄行きになってしまう。(そもそも「地獄」というものはありません)
こどもさんは、奴隷(どれい。人間としての権利も自由も認められていない)のようです。
父も母もおかしい。
犯罪ではなかろうか。
マンガでは、どの話も最後はムリムリ、ハッピーエンドにしてあるようです。
「第4話」
キリスト教のうちのひとつの宗教です。
日曜の礼拝がだいじです。
父親は無神論者。
母親は熱心な信者です。
父親は母親の信仰をとめたりはしません。知らん顔です。それはそれで不幸を呼びます。しわ寄せは母親に強制的に日曜礼拝に連れて行かれるこどもに及びます。
『イエス様は、人々の身代わりとなって十字架にかけられた』(そうかな? 見た人はだれもいない)
『イエス様のおかげで天国にいける』(そもそも地獄はないし、天国もありません。書中では、父親が死んだら「無」の世界へ行くと、こどもに言っています。同感です)
お盆とか年末年始の行事はない。お墓もない。親戚づきあいはない(親戚から距離を置かれている)日曜礼拝が優先だから、日曜日に家族で行楽に出かけることはない。父親とこどもがふれあう時間が少ない。
携挙(けいきょ):クリスチャンは、現実世界で、パッと死後の世界に行くことがある。それを携挙というそうです。(そんな話は初めて聞きました)
バプテスマ:洗礼。信者になる儀式
男尊女卑の世界があります。
宗教の世界の女性蔑視(べっし:見くだし)です。
同性愛もだめです。
派手な服装も中絶もだめです。基本的人権の尊重がありません。権利と自由がありません。
神さまは本当にそんなことを言ったのだろうか。そもそも神さまはいないわけですから、そういう教えを押し付けることによって得をする人がいるということです。
『原罪を背負った罪人である私たちも悔い改めればイエス様が神様と和解させてくださる……』(意味がわかりません)
それは、宗教ではなく、宗教のようなものだったのではなかろうか……
「第5話」
たしか、最近教祖が亡くなった宗教団体の話でしょう。
若い女性です。
『24歳 死ぬことにしました』から始まります。
1994年(平成6年)生まれの女性です。2018年(平成30年)に死ぬことにしたのか。
スピリチュアル好きの母親です。(目に見えない世界。カウンセラーの世界も好きそうです)
こういう人は9時→5時の仕事では働きません。いや働けません。たぶん。
依存して生活していく人です。
支援者がいたりもします。
妊娠はするので、こどもはできます。その後、離婚します。
こどもは不幸な世界に置かれます。こどもは悩みます。
マンガにある美人の母親の言動は、キチガイの行為です。
『エル・カンターレ信仰:大宇宙に光あり』(なんのことかわかりません)
宗教団体では、信徒のこどもは、選ばれた人間同士なのだそうです。
教団が設立した全寮制の高校へ進学します。
どんなふうに選ばれたのだろう。なんのために選ばれたのだろう。
将来教団組織の幹部になって、教祖のために働くために選ばれたのです。
女性は薬物多量摂取による自死を試みましたが、助かったようすです。
女性がもつ実母へのうらみは深い。うらみは、強い。
「第6話」
『仏様からの試練』(なんのことかわかりません。教えなのでしょうが、詐欺(さぎ。だまし)に思えます)
『霊能者』(これも詐欺でしょう)
『お施餓鬼(おせがき)』1000円とられます。
お金と時間と労力を宗教団体にとられます。
『寒修行』『両童子様(りょうどうしさまと読むのだろうか。こども? 貴人の世話をするこども? わかりません)』
自分の意思で生きずに、信仰者の母親の顔色を見ながら大学生にまでなってしまう女性がいます。中学生ぐらいのときに、反抗期がほしい。
女性は母親の指示で動く、操られた(あやつられた)お人形です。
『帰苑(きえん。宗教の施設に行くこと)』
信仰する母親は、頭がおかしい。
人として優先すべきことの優先順位が違っています。こどもの未来よりも、宗教団体の前で、体裁(ていさい)を整えることのほうがだいじです。(見た目はいいけれど、内容は実っていない)
最後のページまで読んで、やりたい人だけがやればいい(母親だけがやればいい。なんなら家から出て行ってもらってもいい。宗教の施設で生活してもらえばいい)。
こどもに宗教活動を強制しないでほしい。
「第7話」
家事も育児もしない母親です。宗教活動はする母親です。母親失格です。
人から良く思われたいから外ではいい顔をする人なのでしょう。
家の外では人気があるのでしょう。
家族にとっては迷惑な母親です。
父親は無関心で家で仲間とマージャンをしています。
異常な家庭です。
きれいごとばかり言う母親です。
そんな母親にこどもはだまされています。
母親は壁にぶつかり、解決できなかったのでしょう。自死しています。
なんだろう。ふつう、人はやらなければならないことをやらなくて転落していきます。
こちらの場合は、やらなくてもいいことをやって転落していきます。
世の中は無情です。壊れていく家族に声をかける人もいなくなります。知らん顔です。
人間ってなんだろうというところまで考えが及びます。
このマンガの本を読むことにしたきっかけは『信仰から解放されない子どもたち #宗教2世に信教の自由を 横道誠 編・著 明石書店』を読んだことです。
親が熱心に特定の宗教活動に専念しているわけですが、その犠牲になっているこどもたちはかなり苦労されています。信仰に関しては、親とこどもの分離が必要です。紹介した本には、18歳未満のこどもの宗教活動は禁止すべきだというメッセージがありました。
わたしなりの考えですが、親のお金や財産はあてにしないほうがいい。
親のお金や財産は親のものです。親が自分のために使っていいお金です。
こどもは、自分が必要なお金は自分で工面(くめん)するものです。
わたしは、小中学生のときにそう悟りました。
自分のことは自分でしないとだれもやってくれないと自覚しました。
むかしは、こどもの数が多かったこともあってか、放任主義的(ほうにんしゅぎてき。ほったらかし)な親がたくさんいました。だから、こどもが、自立・自活できたというメリットはありました。
親は親、こどもはこどもです。こどもには、こどもの人生があります。
さて、マンガを読み始めます。
「はじめに」があって、第1話から第7話まであって、「あとがき」があります。
第1話を読んで、内容は作者の体験だけではなくて、ほかの人の体験をマンガ化してあると理解しました。
「第1話」
どうしてそうなるのだろう。
自分自身で判断ができないから、自分のことをひとに(神さまや仏さまに)判断してもらう。
楽な生き方です。
トラブルが起きたら、ひとのせいにすればいいからです。
自分のせいではないのです。
あとは、集団の人間関係を自分の利益のために利用する。
長い間生きてきて思うのは、親の役割を果たせる人は案外多くはない。
自分自身も子育てに失敗したと後悔する部分はあります。
マンガの中には『サタン(悪魔、魔王)』とか『ハルマゲドン(世界が終わる、あるいは、破滅する最終戦争)』他人同士なのに『兄弟』そして『パラダイス(楽園、天国)』どういうわけか『ムチ(こどもに鞭(むち)を打つ儀式(児童虐待です)』『伝道(教徒を増やす)』など、ふだんの日常生活では使わないような言葉が次々と登場します。
なんのためにそのようなことをしているのだろう。考える。考える。考える。
組織の維持が目的です。組織の上層部にいる人たちの安泰な生活維持が目的で、その下にいる人たちがじょうずに利用されている構図が見えます。末端の人たちは洗脳されています。(金銭利益上納のために、意識をコントロールされている)善良な人たちが、じょうずにだまされている。
宗教の本旨(ほんし。個人の心の安定。社会活動の安定)からは、はずれています。
虐げられた(しいたげられた)こどもは、成長して、親に仕返しをします。
こどもが小さかったころは、親の腕力でこどもを押さえつけることができても、成長したこどもの腕力に親はかないません。不幸が発生します。
最終ページで、実母がサタン(悪魔、魔王)に見えました。
本当は、実母も被害者なのに、本人は気づけない。
人心の不安を扱って、じょうずにできあがったシステム(制度、構造)があります。
「第2話」
読んでいると気持ちが暗くなってくるマンガです。
小説作品『星の子 今村夏子 朝日新聞出版』を思い出します。映画は、芦田愛菜さんが宗教2世のこどもさんを演じていました。最終的に、主人公は親の信仰を受け入れます。ものさびしい映画でした。こどもは、親孝行を選択したのです。
不思議な単語が並びます。『御み霊(おみたま)』『組み手(手をかざすと病気が治ったりする)』『お浄め(おきよめ)』『霊動(れいどう。手かざしの業(わざ)をすると相手がぐらぐらに揺れる。「やらせ)です。嘘(うそ))』『濁毒(だんどく。医薬品は毒だから使用しない)』狂っています。どうして、うそだと思えないのか。不可解です。
父親は医師です。なにかしら矛盾している。むじゅん:理屈が通らない(その後、父親は亡くなっています)
なんとういうか。人柄というものは、勤めている組織とか職業とか、ポスト(地位)で、人間の中身を判断できません。まじめでおだやかそうに見える人でも、思いがけない性癖(せいへき。生まれつきの性質。なおらない)をもっている人がいます。
『病気の原因は先祖にある』(ばかばかしいです。理屈になっていません。それでも信じる人がいます。人間とは不可解で弱い生き物です)
真っ赤なうそじゃないですか! と相手に抗議することができる強い意思表示がほしい。(赤は「完全な」ということを強調するための色)
「第3話」
合同結婚式です。
生まれてくるこどもが『祝福2世』です。宗教団体の創始者にとっての金づるです。(楽をしてお金を流してもらえる)
あいかわず『サタン』『イエスの再臨(さいりん。生まれ変わりということか)』『神の血統』『祝福2世』(どうして「おかしい」とか「へんだ」とか思えないのだろう)
こどもは、友だちがいない。できない。(教団のこどもどうしの人間関係だけとなってしまう)
教団の教えに従わないと地獄行きになってしまう。(そもそも「地獄」というものはありません)
こどもさんは、奴隷(どれい。人間としての権利も自由も認められていない)のようです。
父も母もおかしい。
犯罪ではなかろうか。
マンガでは、どの話も最後はムリムリ、ハッピーエンドにしてあるようです。
「第4話」
キリスト教のうちのひとつの宗教です。
日曜の礼拝がだいじです。
父親は無神論者。
母親は熱心な信者です。
父親は母親の信仰をとめたりはしません。知らん顔です。それはそれで不幸を呼びます。しわ寄せは母親に強制的に日曜礼拝に連れて行かれるこどもに及びます。
『イエス様は、人々の身代わりとなって十字架にかけられた』(そうかな? 見た人はだれもいない)
『イエス様のおかげで天国にいける』(そもそも地獄はないし、天国もありません。書中では、父親が死んだら「無」の世界へ行くと、こどもに言っています。同感です)
お盆とか年末年始の行事はない。お墓もない。親戚づきあいはない(親戚から距離を置かれている)日曜礼拝が優先だから、日曜日に家族で行楽に出かけることはない。父親とこどもがふれあう時間が少ない。
携挙(けいきょ):クリスチャンは、現実世界で、パッと死後の世界に行くことがある。それを携挙というそうです。(そんな話は初めて聞きました)
バプテスマ:洗礼。信者になる儀式
男尊女卑の世界があります。
宗教の世界の女性蔑視(べっし:見くだし)です。
同性愛もだめです。
派手な服装も中絶もだめです。基本的人権の尊重がありません。権利と自由がありません。
神さまは本当にそんなことを言ったのだろうか。そもそも神さまはいないわけですから、そういう教えを押し付けることによって得をする人がいるということです。
『原罪を背負った罪人である私たちも悔い改めればイエス様が神様と和解させてくださる……』(意味がわかりません)
それは、宗教ではなく、宗教のようなものだったのではなかろうか……
「第5話」
たしか、最近教祖が亡くなった宗教団体の話でしょう。
若い女性です。
『24歳 死ぬことにしました』から始まります。
1994年(平成6年)生まれの女性です。2018年(平成30年)に死ぬことにしたのか。
スピリチュアル好きの母親です。(目に見えない世界。カウンセラーの世界も好きそうです)
こういう人は9時→5時の仕事では働きません。いや働けません。たぶん。
依存して生活していく人です。
支援者がいたりもします。
妊娠はするので、こどもはできます。その後、離婚します。
こどもは不幸な世界に置かれます。こどもは悩みます。
マンガにある美人の母親の言動は、キチガイの行為です。
『エル・カンターレ信仰:大宇宙に光あり』(なんのことかわかりません)
宗教団体では、信徒のこどもは、選ばれた人間同士なのだそうです。
教団が設立した全寮制の高校へ進学します。
どんなふうに選ばれたのだろう。なんのために選ばれたのだろう。
将来教団組織の幹部になって、教祖のために働くために選ばれたのです。
女性は薬物多量摂取による自死を試みましたが、助かったようすです。
女性がもつ実母へのうらみは深い。うらみは、強い。
「第6話」
『仏様からの試練』(なんのことかわかりません。教えなのでしょうが、詐欺(さぎ。だまし)に思えます)
『霊能者』(これも詐欺でしょう)
『お施餓鬼(おせがき)』1000円とられます。
お金と時間と労力を宗教団体にとられます。
『寒修行』『両童子様(りょうどうしさまと読むのだろうか。こども? 貴人の世話をするこども? わかりません)』
自分の意思で生きずに、信仰者の母親の顔色を見ながら大学生にまでなってしまう女性がいます。中学生ぐらいのときに、反抗期がほしい。
女性は母親の指示で動く、操られた(あやつられた)お人形です。
『帰苑(きえん。宗教の施設に行くこと)』
信仰する母親は、頭がおかしい。
人として優先すべきことの優先順位が違っています。こどもの未来よりも、宗教団体の前で、体裁(ていさい)を整えることのほうがだいじです。(見た目はいいけれど、内容は実っていない)
最後のページまで読んで、やりたい人だけがやればいい(母親だけがやればいい。なんなら家から出て行ってもらってもいい。宗教の施設で生活してもらえばいい)。
こどもに宗教活動を強制しないでほしい。
「第7話」
家事も育児もしない母親です。宗教活動はする母親です。母親失格です。
人から良く思われたいから外ではいい顔をする人なのでしょう。
家の外では人気があるのでしょう。
家族にとっては迷惑な母親です。
父親は無関心で家で仲間とマージャンをしています。
異常な家庭です。
きれいごとばかり言う母親です。
そんな母親にこどもはだまされています。
母親は壁にぶつかり、解決できなかったのでしょう。自死しています。
なんだろう。ふつう、人はやらなければならないことをやらなくて転落していきます。
こちらの場合は、やらなくてもいいことをやって転落していきます。
世の中は無情です。壊れていく家族に声をかける人もいなくなります。知らん顔です。
人間ってなんだろうというところまで考えが及びます。
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