2022年07月25日

鉄人28号 動画配信サービス

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 自分がまだ6歳ぐらいのときの記憶として、このマンガの最終回のシーンが脳みそに残っています。
 正太郎少年がリモコン(鉄人28号の操縦機)を両手に持って、テレビを見ているこどもたちに語りかけます。
 語りの趣旨として『鉄人28号はこれで終わりになりますが、このリモコンはいつまでもみなさんの心の中に残ります』みたいなセリフでした。当然、涙しました。
 そのシーンを再び見ることができるかもしれないと期待して動画を探しましたがありませんでした。そのかわりに、作品を2種類見つけたので見ました。
 わたしが見た白黒放送は、1963年(昭和38年)以降に放送されています。地方によって放送時期が異なったり、再放送もあったりしたのでしょう。

 『1980年(昭和55年)放送分 太陽の使者 鉄人28号』
 なんだか、自分がちっちゃいころに見たものと違います。
 たしか歌は、ビルの街にガオー みたいな歌詞で、ダダダダダーンとなんとかかんとかだったような気がします。
 登場人物の顔の絵も記憶と違います。
 脳みその奥底に沈んでいた思い出です。認知症の防止にいいかもしれません。

 1990年代の設定で、太陽エネルギーで世界制覇をする悪党集団がいます。
 アメリカ合衆国のスペースシャトルの絵が出ます。(スペースシャトルは、現在では、もう引退してしまいました)
 絵が洗練されていてきれいです。
 ハンマーパンチ! 力強い音楽と歌です。応援歌ですな。
 ラジコンみたい。
 自分が昔このマンガ動画を見た時の記憶にあるリモコン(操縦機)とは形が異なります。
 正太郎くんは、鉄人の手のひらにのって空中を飛んで移動します。
 まあ、あんな重たそうな鉄の塊は(かたまりは)空中には浮かべないだろうなあという感想をもちました。


 もうひとつ動画がありました『2004年の作品(平成16年) 鉄人28号』
 ああ、こちらが記憶にある動画です。
 歌も昔聴いた歌と同じです。
 リモコンの形も同じです。
 なつかしい。

 第二次世界大戦の戦後をひきずっています。
 空襲のシーンです。
 脱脂粉乳(だっしふんにゅう):給食で飲んでいました。たいていの人はまずかったと言います。わたしはおいしかったです。わたしは変わり者のようです。ただし、豆乳はにがてです。中学生のころは、母方の祖母に命じられて、豆乳をつくる道具があるのですが、長時間ハンドルを回して豆をすりつぶして豆乳をつくって、できあがった豆乳を家族で飲んでいました。その作業を思い出すので豆乳はもういいと思ってしまうのです。

 映像の中に、8ミリフィルムの映写機です。今は見かけなくなりました。
 戦犯という言葉が出ます。戦争犯罪者です。
 昭和30年ころの東京の風景です。東京タワーはまだ建設途中の絵です。(昭和33年完成1958年)
 けっこうシリアス(まじめな)な内容です。
 タイトル「罪と罰」は、ドストエフスキー作品のようなタイトルです。バックグランドミュージックもクラッシク曲のようです。重々しい。
 精神論が強い。死ぬ美学とか。厳しい父親と息子の関係とか。
 太平洋戦争のことが出ます。歴史書を読むようです。
 
 民話『泣いた赤鬼』パターンがあります。だまして、去る。友人のために去る。

 女性軽視のような女性のセリフがあります。『いい男(たぶん優しくて、いっしょにいれば、お金に苦労しないで済む男)を見つけて、元気なこどもをいっぱい産むわ』女性は男性の付属物のような意識が浸透していた時代です。女性は後継ぎの男子を産むための道具扱いが当時の常識なのです。
 
 マンガ映像に富山県にある黒部ダムが出てきます。(水力発電専用ダム)
 17歳の時に見学したことがあります。紅葉がきれいな時期でした。
 いろいろと、時の流れを感じました。
 今ここで、生きていられるだけでも幸せです。

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