2022年07月11日

鉄腕アトム 1963年(昭和38年) 動画配信サービス

鉄腕アトム 第一話 アトム誕生の巻 第二話 フランケンの巻 1963年(昭和38年) 動画配信サービス

 トビオ少年が交通事故にあって、アトムというロボットに生まれかわるという筋立ては遠い昔に聞いたことがあります。
 トビオ少年の父親は天馬博士ですが、同博士は月日がたっても成長しない息子のロボットアトムが嫌いになって、アトムをサーカス団の団長に売り渡してしまいます。
 アトムをサーカスから救い出したのが、お茶の水博士です。

 放映当時は、ロボットがあこがれの時代でした。
 映像では、ロケットが月に行くシーンがあるのですが、アポロ11号が月面に着陸したのは、このアニメのあと、日本時間1969年(昭和44年)7月21日午前11時56分のことでした。

 アトムは、力持ちです。空中を飛ぶことができます。ロボットですが、優しい心をもったロボットです。人助けをします。まわりのおとなは、アトムをロボットという商品扱いをしますが、こどもにとっては相棒であり、仲間であり、ヒーローであり、人間扱いです。

 気に入ったセリフとして『学者は世間知らずのお人よし(信じやすくだまされやすい)』

 漫画だけれど、社会問題を扱っています。
 人身売買とか、奴隷制度反対、差別反対、労働者をロボットとしています。
 戦争孤児の話も背景にあるようです。(アトムには家族がいない)

 1963年(昭和38年)ころのこととして、テレビの中で、絵が動くことの楽しみがありました。

 トイストーリーシリーズに似た雰囲気もあります。

 けっこう理屈が多い。

 ロボット格闘技のシーンがあります。
 名作洋画『リアル・スティール』のことを思い出しました。
 たしか、その映画に日本のロボットが出ていました。
 (記録を調べました:崖から転落した11歳の主人公少年マックスを救ってくれたごみとして捨てられていたロボットが「ATOM」で「鉄腕アトム」を思い出させる。
 マックスにとってATOMは唯一この世で信じることができる友だちになってゆく。
 マックスと父親のチャーリー、チャーリーと彼の愛人のベイリーは口論ばかりです。
 そのほかにもだれもがチャーリーをアホ!と責めます。
 チャーリーは有名になったATOMを2000万円ぐらいで売ろうとします。アホ!です。11才の息子マックスは「(ATOMは)売り物じゃない!」という趣旨で「24時間話し合おう。それでも売らない!金じゃない!」と激しく父親を叱責します。
 がんこさがいい。マックス自身が里親に金で売られたことが下地にあるので、胸にぐっときました。
 音楽、自然の風景があります。人工物でできあがった世界の中を表現したものではありません。
 好感をもちました。マックスがATOMに話しかけます。ATOM、きみは何を考えているのか。ATOMはマックスに感謝している。マックスは、泥に埋もれていた自分を掘り起こしてくれた。自分の命を再生してくれた)

 日本の鉄腕アトムは、長い年月(としつき)を経て(へて)、世界の鉄腕アトムになったのです。

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