2022年05月27日

和紙のふるさと四季桜の里愛知県豊田市小原地区を訪ねる。

『和紙のふるさと、四季桜の里』今は愛知県豊田市内、昔は小原村(おばらむら)を訪ねる。

 小原村と同じく2005年の市町村合併で、豊田市内になった足助町(あすけちょう)には、何度も足を運んだことがありますが、足助(あすけ)へ行く途中で見かける案内板『四季桜の里 小原(おばら)』へは行ったことがありませんでした。
 行ったことがないところへ行ってみよう! ということで、夫婦で自家用車に乗って自宅から行ってみました。山の中にあって、車で1時間ぐらいの距離でした。

 途中でおひるごはんを食べて、そのあと、次の写真にある『たまご村』で、カップコーヒーを買って、屋外においてあるベンチに座って飲みました。
 この先にある小原地区の美術館を見学したあとの帰り道に、また『たまご村』に立ち寄って、卵とお野菜を買って帰りました。




 美術館で、和紙のつくり方の展示とか、絵画ほかの工芸作品を見学しました。
 自分は、もうずいぶん昔の若い頃に、和文タイプライターを使って、和紙に文章を打ち込む仕事をしていたことがあります。
 活字を打ち間違えて、たまにやりなおしということで、新しい和紙に打ち直すことがあって、先輩から『(和紙は高価で)ただじゃないんだぞ! しっかり気持ちを入れて仕事をしろ!』と叱られたことを思い出しました。
 和紙の美術館内で、いまいちど、展示内容を読んで、和紙をつくるのには、長い時間と手間がかかるということを再認識しました。
 和紙を使った工芸作品はどれも美しく、ためいきがこぼれました。
 とくに白を基調とした冬の樹木の風景画、そして、白い鷺草(さぎそう)の花の描写、加えて、暖色(だんしょく。オレンジ、赤色など)のお花の作品が気に入って、ながめていて時間が経つのを忘れました。












 なにせ、静かでした。訪れてみて、なんといえばいいのか、コメントがみつからないのですが、山の中にある場所で、人はいないのも同然で、耳に届くのは、野鳥のさえずりぐらいで、とにかく、静かなのです。
 ときおり、ウグイスの「ホーホケキョ」の声が聞こえていましたが、完ぺきにホーホケキョとは鳴けないようで、ホーホケ、ホーホケと繰り返し、練習するように鳴いていました。
 自分の頭上に見えるのは、空いっぱいに広がる青空と流れる白い雲です。自分たちが、絵画の中にいるような気分になるのです。
 視界の左右に広がるのは、緑一色です。若葉の時期を過ぎて、やや濃い緑色の風景です。森林浴をしているような気分になります。
 晩秋になれば、四季桜の里ですから、白い桜の花と、赤や黄色の紅葉を同時に観ることができる光景が広がるのでしょう。









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