2022年04月21日

音楽心理学ことはじめ 音楽とこころの科学

音楽心理学ことはじめ 音楽とこころの科学 エリザベス・ヘルムス・マーギュリスト・著 二宮克美・訳 福村出版

 親族に、楽器を扱う仕事をしている人間がいるので、話のネタにするために読んでみることにしました。
 第1章から始まって、第8章まであります。
 目についた項目は、『音楽脳』『音楽と健康』『言語としての音楽』『頭から離れない曲と音楽の記憶』などです。

 平均的なアメリカ人は一日に4時間音楽を聴くそうです。
 そういえば、リタイアした自分たち夫婦もラジオをつけっぱなしにして、日中、結構長い時間、歌曲を聴いています。自分たちが、中学・高校の時代を送ったとき、はやっていた古い歌ばかりが毎日流れています。なんだか、人生を二度体験しているようで不思議です。

 ピタゴラスの時代:古代ギリシャの数学者。紀元前582年-紀元前496年。音階とか音程の比率を発見したそうです。

 なぜ人は音楽がそんなに好きなのでしょうかという提示があります。

 ピタゴラスのいた紀元前の時代からの音楽に関する歴史についての説明が始まりました。

 モーツアルトが出てきます。1756年-1791年 35歳没

 時は現代となり、コンピューターによる感動的なオリジナル音楽の製作にまで至ります。
 ビート(拍。拍手):人間の心理の追跡。
 資料の集成をして、データベースをつくる。(情報を整理整とんした集合体)

 そういえば、こどもは、どうして音楽が好きなのだろう。
 音楽に合わせてダンスめいた踊りも活発にしてみせてくれます。
 思春期の青少年・少女たちも、どうして、ギターやドラムやキーボード、ボーカル(歌唱)に気持ちを打ち込むのだろう。(バンド活動)
 リズム、メロディ、言葉を楽しみ、学び、気持ちを発散させる。
 自分が発したいメッセージを強く伸びのある声や体勢で表現する。

 認知症の高齢者に音楽を聴かせると、心や記憶に改善効果があるそうです。
 以前音楽大学の教室であった一般人向けの聴講で、音楽療法士という方の講義を聴いたことがあります。

 別の音楽療法士の方の集団に対する療法中のようすを見たことがあります。一時間ぐらいは続きました。音楽療法士というのは、かなり体力を要する仕事だと感じた記憶が残っています。

 そうか。フルートは、数万年前の考古学上の記録に出てくるそうです。動物の骨でつくってあるそうな。太古の昔から、人間と音楽は切っても切れない関係だったことがわかります。

 音楽は脳みその神経回路に働きかける。
 脳梁(のうりょう):左右の大脳をつなぐ太い束の部分

 『音楽を聴くことには、多くの場合、努力を要しない。』
 音楽は、直接的な表現で人に働きかけるとあります。

 音楽は健康にいいと判断できる文章内容です。
 パーキンソン病の人が聴くと運動・姿勢・バランスの改善があるそうです。
 
 研究、検証として、ゴリラ、チンパンジー、などの動物、オウム、ハチドリなどの鳥類、カエル、セミ、コオロギまで出てきました。
 交尾が関係することもあるようです。やはり、生き物は、恋をするために、相方を探し求めて、音楽を奏でるのでしょう。
 お魚のコイまで出てきました。
 魚類にも音楽がわかるのか。

 音楽と言語には類似性がある。
 音楽には、文章のように、構造をつくるための規則がある。

 読みながら頭に浮かんだのは、「日本では、メロディも歌詞も出尽くした」
 ある意味、自分たちは、いい時代を過ごしてきたのでしょう。

 レナード・コーエンの『ハレルヤ』:NHKBSの駅ピアノで聞いたことがあります。無職の男性が「ハレルヤ」を弾きます。仕事が見つからないそうです。ピアノが心の支えだそうです。感動しました。オランダだったと思います。たしか、その後、仕事が見つかったというようなテロップ(画面上の文字情報)が流れたと思いますが、記憶は不確かです。

 自動ピアノのための曲があることを初めて知りました。

 たまに、テレビ番組で芸能人の格付けという内容のものを見ます。
 クラシックの演奏当てがあります。ヴァイオリンとか、ビオラとか、チェロとか、コントラバスとかの楽器の価格がすごく高いものと安いものとの比較です。
 とてもむずかしいです。普段から聴きなれていても正解を当てるのは困難そうです。

 拍子とリズムをつかむ。
 小学生のときの卒業文集を思い出しました。
 今こうして、ノートパソコンをタッチタイピングしている左にある本棚に、自分が小学校を卒業した時の文集があります。もう、半世紀以上前のものです。
 15ページに、当時の音楽の先生(女性)が書かれた文章があります。おそらく、ご本人はすでに亡くなっているでしょう。死しても、文章は残ります。
 『リズム』というタイトルです。わたしたちの日常生活のなかには、「リズム」がありますと書いてあります。お台所の「トントントン」、お湯が煮える「グラグラグラ」、煮物は「グツグツグツ」、時計の音が「チッチッチ」、そして、生活のなかにあるリズムは、音楽のリズムとは違って、いろいろな拍子がありますとあります。二拍子、三拍子、ときには、一拍子も五拍子もあります。
 自分のリズムをみつけましょう。
 小学校を卒業する十二歳の児童に向けて『これからの長い人生を、たのしく、ゆかいに、又、強く、正しいリズムにのって、生活をしていってください』というメッセージが残されています。
 【せんせい、ありがとう】

 音楽を数値化する。
 世の中にあることは、なんでも数値化できるようです。
 
 絶対音感:音の高さを認識する能力

 あかちゃんは、母親のおなかの中で、母親の心臓の音を聴いている。
 思えば、音に囲まれて生活しているのが日常です。

 本では話が進んでいって、専門的、深い部分になるので、しろうとのわたしには理解がついていけません。
 四歳児、五歳児の話が出ます。

 ①音楽による強力な連想(記憶を呼び戻すスイッチ) ②音楽による情動の増幅(興奮状態をつくる)複数でいるときに相手の表情を見て、気持ちがふくらむメカニズムがある。
 ちょっと、野球の応援を思い出しました。
 多幸感があります。幸せで満足できる気分。
 
 印象的だったフレーズとして『音楽は世界中の儀式や式典で重要な役割を果たしており……』
 音楽で心理操作ができるのです。
 ドラマや映画ではよく使われる手法です。
 音楽に心理をコントロールされるのではなく、音楽をコントロールできるポジションにいたいとは思います。

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