2022年03月30日
グッド・ウィル・ハンティング アメリカ映画
グッド・ウィル・ハンティング 1997年アメリカ映画 R15+ 2時間6分 動画配信サービス
いい映画でした。初めて見ました。今年観て良かった一本です。
映画が公開された1997年当時の自分は、必死で働いていたので(確か土日勤務の平日休み)、映画館には行けていませんでした。
タイトルの意味です。自分なりの解釈です。
ウィル・ハンティングが、主人公の氏名です。そこにグッドを付けて、鑑賞後の感想からいくと、(君は何も悪くない。なあ、ウィル・ハンティング君)となります。
もうすぐ21歳の誕生日を迎える数学の天才がいます。(ウィル・ハンティング)
ただし、彼は、親に捨てられて、里親に虐待されてこき使われて、今は清掃会社で大学構内の清掃仕事をしています。いろいろ暴力がらみの事件を起こして、今は、仮釈放中のような身分です。彼の素行や心もちはすさんでいます。
たまたま、彼の抜群な数学的能力が発見されます。
発見したのが、数学の大学教授ジェラルド・ランボー
ウィル・ハンティングの更生(こうせい。人の道を教えて導く)にあたるのが、大学心理学の先生であるショーン・マグワイアです。
そして、ウィル・ハンティングの恋人になるのが、ハーバード大学の大学生であるスカイラーです。
素行の良くない若い男たちが群れています。
当然、暴力が日常の出来事です。相手のあごと、みぞおちと、後頭部にパンチの荒らしです
下ネタも続きます。
天才ウィル・ハンティングは、荒れた生活を悪い仲間と送っています。
彼はスラムが好きです。(貧困街)
じょうずにできた脚本です。
爽快感があります。
ウィル・ハンティング、君は何者なんだ。
彼の言葉です。『(自分は)自分で物を考えている。(あなたは、他人が考えて文章にしたことを盗用している)』
夜、雨に濡れている路上のリアルな雰囲気がただよっているシーンがいい。
カメラ撮影のしかたが優れています。
撮影場所の選び方が上手です。
昔観た『レインマン』を思い出しました。ダスティン・ホフマンが、脳に障害をもちながらも、天才的な記憶力をもつ施設長期入所者を演じます。
人間と人間が、強く、激しくぶつかり合う映画です。
師匠と弟子、恋人同士、悪友の尊い友情
だれもが、心に傷をもっています。愛する妻を病気で早くに亡くした心理学の先生、自分の能力に限界を感じている数学の先生、父親が遺(のこ)してくれた多額の遺産はあるけれど、13歳のときに父と死に別れ、父のことが忘れられない娘。お金はいらない。父親に会いたいという懇願があります。
生い立ちに恵まれず、自分は学力不足、家庭にも恵まれず、鳴かず飛ばず(たいしたことない)の人生しか送れないと、自分の人生をあきらめている友人。
心がつらいのは、親に捨てられて、里親に性的虐待をされたウィル・ハンティングだけじゃないというメッセージがあります。
思うに、人間というのは、それぞれ、なんらかの役割を与えられて、この世に生まれてきているような気がします。
だから、生まれたとたん、いろんなものが各自にくっついています。たいていは、苦労が伴う境遇です。お金持ちのところに生まれたからといって、楽ができるわけではありません。貧乏な家に生まれてきたからといって、一生貧乏が決定されたわけでもありません。
自分が生れてきた役割を悟り(さとり)、がまんと努力をして、自分の役割を果たしていく。人生の指針(ししん。めざすべきよりどころと目標)があります。
映像の中では、骨董品のようなぶ厚い規格の古いタイプであるデスクトップパソコンが机の上に載せられています。なつかしい。
ウィル・ハンティング青年は、勉強はできても、人間ができていませんでした。
ウィル・ハンティング青年は、攻撃はできても、守備はできていない。劇中にもありますが、彼は、とにかく相手にまずしゃべらせて、相手がしゃべったことを否定し続ける話法です。ああ言えば、こう言うだけの人間性しかありません。
タバコばっかりのシーンには嫌気がさしました。
下ネタも多い。だから、R+15なのね。
前半は、女優さんとのからみが少なかったのですが、だんだん濃密になっていきます。
恋愛映画だったのか。
ウィル・ハンティング青年は、天才だけれど、ダメ人間です。
女優さんが力いっぱいの演技をします。たいしたものです。
親友の言葉も重くて熱い。『才能をムダにする人間は許せない(自分も才能が欲しい。だけど、自分には才能がない)』
ウィル・ハンティングの言葉『おれを許して』
男同士友情のハグをしているときに先生が『尻をなでるなよ』笑いました。
旅に出て、何かを書く。
ウィル・ハンティングは、ようやく旅立てたか。それまでは、意気がるばかりで、自立心の低い男でした。(自分は立派な人間だといいふらす人間)
いい映画でした。初めて見ました。今年観て良かった一本です。
映画が公開された1997年当時の自分は、必死で働いていたので(確か土日勤務の平日休み)、映画館には行けていませんでした。
タイトルの意味です。自分なりの解釈です。
ウィル・ハンティングが、主人公の氏名です。そこにグッドを付けて、鑑賞後の感想からいくと、(君は何も悪くない。なあ、ウィル・ハンティング君)となります。
もうすぐ21歳の誕生日を迎える数学の天才がいます。(ウィル・ハンティング)
ただし、彼は、親に捨てられて、里親に虐待されてこき使われて、今は清掃会社で大学構内の清掃仕事をしています。いろいろ暴力がらみの事件を起こして、今は、仮釈放中のような身分です。彼の素行や心もちはすさんでいます。
たまたま、彼の抜群な数学的能力が発見されます。
発見したのが、数学の大学教授ジェラルド・ランボー
ウィル・ハンティングの更生(こうせい。人の道を教えて導く)にあたるのが、大学心理学の先生であるショーン・マグワイアです。
そして、ウィル・ハンティングの恋人になるのが、ハーバード大学の大学生であるスカイラーです。
素行の良くない若い男たちが群れています。
当然、暴力が日常の出来事です。相手のあごと、みぞおちと、後頭部にパンチの荒らしです
下ネタも続きます。
天才ウィル・ハンティングは、荒れた生活を悪い仲間と送っています。
彼はスラムが好きです。(貧困街)
じょうずにできた脚本です。
爽快感があります。
ウィル・ハンティング、君は何者なんだ。
彼の言葉です。『(自分は)自分で物を考えている。(あなたは、他人が考えて文章にしたことを盗用している)』
夜、雨に濡れている路上のリアルな雰囲気がただよっているシーンがいい。
カメラ撮影のしかたが優れています。
撮影場所の選び方が上手です。
昔観た『レインマン』を思い出しました。ダスティン・ホフマンが、脳に障害をもちながらも、天才的な記憶力をもつ施設長期入所者を演じます。
人間と人間が、強く、激しくぶつかり合う映画です。
師匠と弟子、恋人同士、悪友の尊い友情
だれもが、心に傷をもっています。愛する妻を病気で早くに亡くした心理学の先生、自分の能力に限界を感じている数学の先生、父親が遺(のこ)してくれた多額の遺産はあるけれど、13歳のときに父と死に別れ、父のことが忘れられない娘。お金はいらない。父親に会いたいという懇願があります。
生い立ちに恵まれず、自分は学力不足、家庭にも恵まれず、鳴かず飛ばず(たいしたことない)の人生しか送れないと、自分の人生をあきらめている友人。
心がつらいのは、親に捨てられて、里親に性的虐待をされたウィル・ハンティングだけじゃないというメッセージがあります。
思うに、人間というのは、それぞれ、なんらかの役割を与えられて、この世に生まれてきているような気がします。
だから、生まれたとたん、いろんなものが各自にくっついています。たいていは、苦労が伴う境遇です。お金持ちのところに生まれたからといって、楽ができるわけではありません。貧乏な家に生まれてきたからといって、一生貧乏が決定されたわけでもありません。
自分が生れてきた役割を悟り(さとり)、がまんと努力をして、自分の役割を果たしていく。人生の指針(ししん。めざすべきよりどころと目標)があります。
映像の中では、骨董品のようなぶ厚い規格の古いタイプであるデスクトップパソコンが机の上に載せられています。なつかしい。
ウィル・ハンティング青年は、勉強はできても、人間ができていませんでした。
ウィル・ハンティング青年は、攻撃はできても、守備はできていない。劇中にもありますが、彼は、とにかく相手にまずしゃべらせて、相手がしゃべったことを否定し続ける話法です。ああ言えば、こう言うだけの人間性しかありません。
タバコばっかりのシーンには嫌気がさしました。
下ネタも多い。だから、R+15なのね。
前半は、女優さんとのからみが少なかったのですが、だんだん濃密になっていきます。
恋愛映画だったのか。
ウィル・ハンティング青年は、天才だけれど、ダメ人間です。
女優さんが力いっぱいの演技をします。たいしたものです。
親友の言葉も重くて熱い。『才能をムダにする人間は許せない(自分も才能が欲しい。だけど、自分には才能がない)』
ウィル・ハンティングの言葉『おれを許して』
男同士友情のハグをしているときに先生が『尻をなでるなよ』笑いました。
旅に出て、何かを書く。
ウィル・ハンティングは、ようやく旅立てたか。それまでは、意気がるばかりで、自立心の低い男でした。(自分は立派な人間だといいふらす人間)
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