2021年12月06日
ドラえもん てんとう虫コミックス6巻から10巻
ドラえもん てんとう虫コミックス6巻から10巻 藤子・F・不二雄 小学館
1975年(昭和50年)から1976年(昭和51年)の初版です。
すごいなあ。次から次へと発想がつながっていきます。
女性のスカートはミニスカートからロングスカートに流行が変化しています。
たしかに、そういう時代がこのころにありました。
小学四年生のび太のママが若い。三十代でしょう。
『パンタロン』そういう流行のズボン(今だとパンツというのでしょう)もありました。
『室内旅行機』を使えば、室内で旅行に行った気分になれるのです。
スキーブームもありました。
ドラえもんとのび太が過去へタイムトラベルをします。
ふたりは、昭和四十年代に使用していた伊藤博文さんの1000円札を出します。なつかしい。
でも、タイムトラベルをした先の漫画の時代設定は昭和二十年代で、当時、伊藤博文さんのお札はまだ発行されていません。伊藤博文さんは、昭和38年発行、昭和61年、夏目漱石さんのお札に切り替えです。
お話には、夢があります。
どこでもいけるし、なんでもやれます。
笑いがあります。
ネッシーのことが話題になった時期がありました。
加えて、日本各地の湖にネッシーのようなものがいるのではないかと騒がしかった時代がありました。
そうか、ネッシーの写真は、カワウソのしっぽなのか。
ギャグの連発があります。
楽しい。
ドラえもんとのび太の友情があります。
第6巻の最後で、ドラえもんが未来へ帰ってしまったような話になりました。
第7巻の冒頭で、ドラえもんがいません。
ツチノコの話が出てきました。びんを飲み込んだような体をした幻のヘビです。ブーム(一時的に盛んになること)になりました。
のび太の知恵で、ドラえもんがのび太のところへ帰ってきました。
みんながハワイに行きたかった時代です。
そんなときがありました。
お話の展開は無限にあります。
歴史ものもあります。
考えてみれば、嘘八百です。(うそはっぴゃく:うそだらけ)
ふつうだったらラストにもってくる高水準のアイデアを最初にもってきて、さらに高い水準の結末を用意するパターンです。
すぐに読み終えるのはもったいないからゆっくり読みます。
ジャイアンとのび太は趣向性(しゅこうせい。好み)が違うわけで、どうしてふたりが一緒に遊ぶのかは不思議です。性格が合わないでしょう。
絵を見ながら、ドラえもんってかわいいなあと思うようになりました。
テレビマンガの声は、大山のぶ代さんのイメージが強い。
芸能界で活躍された人たちは、いまはみなさん、静かな老後を迎えておられます。
「ピンポンパン」とか「ロンパールーム」とか「天地真理さん」とか、いまの若い人たちは知らないことばかりでしょう。なつかしい。
「透明人間」は、幸せな人だとは思えません。孤独です。自分の存在を他者に認められるところから人は自分を認識します。自分づくりの始まりです。
腕ラジオ:テレビ、テープレコーダー、トランシーバー付きという未来の道具です。(現代のスマホです)
第8巻は、火の種がなくなって、ニコチン依存症ののび太のパパが、火おこしをするシーンで終わります。中毒です。うーむ。たばこはやめましょう。
第9巻に移りました。
「目が前向きについているのはなぜだと思う?」 に対して、「前へ前へと進むためだ!」は名言です。
『西城ひろみ』というアイドル歌手が登場します。実在の西城秀樹さんと郷ひろみさんの名前をくっつけたのでしょう。西城秀樹さんも病気で亡くなってしまいました。時が経つのは早い。
『とにかくこの世に生まれたからには、なにかひとつ足あとをのこしたい!』も名言です。だれしもそう思うでしょう。ただ、犯罪等の悪事で名を残すことはよしたほうがいい。
ドラえもんが想定する1975年ころの未来は、70年後の2045年です。いまは、2021年ですから、あと24年後です。自分は生きているだろうか。可能性がないわけではない。
切手のコレクションが流行った時期がありました。『月に雁(かり)』
GPS(現代のジーピーエス位置情報表示システム)のことが出てきます。以前、洋画「バックトゥザフューチャー」で登場した技術が現在どれぐらい実現したかというような内容の番組をちらりと見たことがあります。あんがいGPSの発想の期限は、ドラえもんかもしれません。
バケルくんというキャラクターが出てきます。
最後の桃太郎のお話は、ほら話で楽しみました。
では、10巻です。
『人間切断機』ブラックユーモアのようです。のび太の上半身と下半身が分かれて行動します。
『ももぐちやまえ』というスターのロケが出てきます。山口百恵さんのことでしょう。先日テレビのものまね番組で山口百恵さんの物まねをするタレントさんを見ました。リアルタイムで本人の歌を聴いていた世代にある自分は、四十年ぐらいの時を経て、同じ歌を聴いて、なんだか、人生を二度体験しているような不思議な気持ちになりました。
『アパートの木』は楽しそう。地中にこどもたちみんなの各自の部屋ができます。
養老の滝とは:昔、今の岐阜県内で若者が見つけた泉は酒だった。老いた父親が喜んだ。
UFO(未確認飛行物体。宇宙人の乗り物。円盤など)も昔はよくはやりました。あれから何十年も経ちますが、いまだに、実態はわからないし、宇宙人も見たことがありません。ネッシーと似たような存在です。
鈴木首相とあります。鈴木善幸さんのことでしょう。第70代内閣総理大臣(1980年から1982年。昭和55年から昭和57年)2004年93歳没
賭け事(かけごと)の目的と手段がすごい。天気当てを間違えた方がげんこつ3つくらわされるというものです。ジャイアンらしい。
忍術のような未来の道具です。『いないいないシャワー』
どれもこれも道具は知恵の固まりです。
4月1日エイプリルフールへのこだわりがあります。いまはそれほど話題にならなくなりました。
のび太は一人っ子です。
むかしは、一人っ子は珍しかった。
しずかちゃんが誤飲をしたので、『スモールライト』を使って、のび太とドラえもんが小さくなって、しずかちゃんの胃の中へ入っていきます。洋画『ミクロ決死隊』のようです。
勘違いをする『願い星』のエピソードが楽しい。
たいやきを出せとお願いすると、上からタイと木が落ちてきました。
『人間ラジコン』の発想もおもしろい。
ジャイアンを操作しておもしろがります。
ドラえもんの言葉として『日本には恐竜は住んでいなかったんだ』1976年昭和51年ごろの発言です。
日本で初めて恐竜の化石が発見されたのは、1978年昭和53年岩手県岩泉町でのことでした。
その後、恐竜の化石は、1都18県で発見されています。
1975年(昭和50年)から1976年(昭和51年)の初版です。
すごいなあ。次から次へと発想がつながっていきます。
女性のスカートはミニスカートからロングスカートに流行が変化しています。
たしかに、そういう時代がこのころにありました。
小学四年生のび太のママが若い。三十代でしょう。
『パンタロン』そういう流行のズボン(今だとパンツというのでしょう)もありました。
『室内旅行機』を使えば、室内で旅行に行った気分になれるのです。
スキーブームもありました。
ドラえもんとのび太が過去へタイムトラベルをします。
ふたりは、昭和四十年代に使用していた伊藤博文さんの1000円札を出します。なつかしい。
でも、タイムトラベルをした先の漫画の時代設定は昭和二十年代で、当時、伊藤博文さんのお札はまだ発行されていません。伊藤博文さんは、昭和38年発行、昭和61年、夏目漱石さんのお札に切り替えです。
お話には、夢があります。
どこでもいけるし、なんでもやれます。
笑いがあります。
ネッシーのことが話題になった時期がありました。
加えて、日本各地の湖にネッシーのようなものがいるのではないかと騒がしかった時代がありました。
そうか、ネッシーの写真は、カワウソのしっぽなのか。
ギャグの連発があります。
楽しい。
ドラえもんとのび太の友情があります。
第6巻の最後で、ドラえもんが未来へ帰ってしまったような話になりました。
第7巻の冒頭で、ドラえもんがいません。
ツチノコの話が出てきました。びんを飲み込んだような体をした幻のヘビです。ブーム(一時的に盛んになること)になりました。
のび太の知恵で、ドラえもんがのび太のところへ帰ってきました。
みんながハワイに行きたかった時代です。
そんなときがありました。
お話の展開は無限にあります。
歴史ものもあります。
考えてみれば、嘘八百です。(うそはっぴゃく:うそだらけ)
ふつうだったらラストにもってくる高水準のアイデアを最初にもってきて、さらに高い水準の結末を用意するパターンです。
すぐに読み終えるのはもったいないからゆっくり読みます。
ジャイアンとのび太は趣向性(しゅこうせい。好み)が違うわけで、どうしてふたりが一緒に遊ぶのかは不思議です。性格が合わないでしょう。
絵を見ながら、ドラえもんってかわいいなあと思うようになりました。
テレビマンガの声は、大山のぶ代さんのイメージが強い。
芸能界で活躍された人たちは、いまはみなさん、静かな老後を迎えておられます。
「ピンポンパン」とか「ロンパールーム」とか「天地真理さん」とか、いまの若い人たちは知らないことばかりでしょう。なつかしい。
「透明人間」は、幸せな人だとは思えません。孤独です。自分の存在を他者に認められるところから人は自分を認識します。自分づくりの始まりです。
腕ラジオ:テレビ、テープレコーダー、トランシーバー付きという未来の道具です。(現代のスマホです)
第8巻は、火の種がなくなって、ニコチン依存症ののび太のパパが、火おこしをするシーンで終わります。中毒です。うーむ。たばこはやめましょう。
第9巻に移りました。
「目が前向きについているのはなぜだと思う?」 に対して、「前へ前へと進むためだ!」は名言です。
『西城ひろみ』というアイドル歌手が登場します。実在の西城秀樹さんと郷ひろみさんの名前をくっつけたのでしょう。西城秀樹さんも病気で亡くなってしまいました。時が経つのは早い。
『とにかくこの世に生まれたからには、なにかひとつ足あとをのこしたい!』も名言です。だれしもそう思うでしょう。ただ、犯罪等の悪事で名を残すことはよしたほうがいい。
ドラえもんが想定する1975年ころの未来は、70年後の2045年です。いまは、2021年ですから、あと24年後です。自分は生きているだろうか。可能性がないわけではない。
切手のコレクションが流行った時期がありました。『月に雁(かり)』
GPS(現代のジーピーエス位置情報表示システム)のことが出てきます。以前、洋画「バックトゥザフューチャー」で登場した技術が現在どれぐらい実現したかというような内容の番組をちらりと見たことがあります。あんがいGPSの発想の期限は、ドラえもんかもしれません。
バケルくんというキャラクターが出てきます。
最後の桃太郎のお話は、ほら話で楽しみました。
では、10巻です。
『人間切断機』ブラックユーモアのようです。のび太の上半身と下半身が分かれて行動します。
『ももぐちやまえ』というスターのロケが出てきます。山口百恵さんのことでしょう。先日テレビのものまね番組で山口百恵さんの物まねをするタレントさんを見ました。リアルタイムで本人の歌を聴いていた世代にある自分は、四十年ぐらいの時を経て、同じ歌を聴いて、なんだか、人生を二度体験しているような不思議な気持ちになりました。
『アパートの木』は楽しそう。地中にこどもたちみんなの各自の部屋ができます。
養老の滝とは:昔、今の岐阜県内で若者が見つけた泉は酒だった。老いた父親が喜んだ。
UFO(未確認飛行物体。宇宙人の乗り物。円盤など)も昔はよくはやりました。あれから何十年も経ちますが、いまだに、実態はわからないし、宇宙人も見たことがありません。ネッシーと似たような存在です。
鈴木首相とあります。鈴木善幸さんのことでしょう。第70代内閣総理大臣(1980年から1982年。昭和55年から昭和57年)2004年93歳没
賭け事(かけごと)の目的と手段がすごい。天気当てを間違えた方がげんこつ3つくらわされるというものです。ジャイアンらしい。
忍術のような未来の道具です。『いないいないシャワー』
どれもこれも道具は知恵の固まりです。
4月1日エイプリルフールへのこだわりがあります。いまはそれほど話題にならなくなりました。
のび太は一人っ子です。
むかしは、一人っ子は珍しかった。
しずかちゃんが誤飲をしたので、『スモールライト』を使って、のび太とドラえもんが小さくなって、しずかちゃんの胃の中へ入っていきます。洋画『ミクロ決死隊』のようです。
勘違いをする『願い星』のエピソードが楽しい。
たいやきを出せとお願いすると、上からタイと木が落ちてきました。
『人間ラジコン』の発想もおもしろい。
ジャイアンを操作しておもしろがります。
ドラえもんの言葉として『日本には恐竜は住んでいなかったんだ』1976年昭和51年ごろの発言です。
日本で初めて恐竜の化石が発見されたのは、1978年昭和53年岩手県岩泉町でのことでした。
その後、恐竜の化石は、1都18県で発見されています。
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