2021年11月12日

百万円と苦虫女 邦画

百万円と苦虫女 邦画 2008年公開 fuluフールー動画配信サービス

 苦虫:にがむし。にがにがしい。不愉快

 いい映画でした。今年観て良かった一本です。
 蒼井優さんの熱演があります。
 21歳の姉と12歳の弟の姉弟愛(きょうだいあい)が大きな柱です。
 お互いに支え合います。
 
 本人に責任があるとは思えない罪で服役した姉です(器物損壊)
 三人組の同級生男子に厳しくいじめられている小学生の弟です。
 両親は頼りになりません。妻は浮気、夫も不倫です。コメディの部分もあります。
 仲良し家族とはいかない日本映画独特のだれた雰囲気で始まります。
 不思議な映画です。表面に出ない感情を表に出します。

 自分のやりたいようにやって底に落ちていくことを良しとする若い男性がいます。
 観ていると気が重たくなってきます。

 女の体だけが目的の男たちばかりです。
 女性はたいへんです。
 自分でしっかり意思表示をしないと自分を守れません。たいていだれもかばってくれません。
 人間のもつどす黒い部分をさらけ出す映画です。

 1時間10分が過ぎて、形式的にエピソードでつないでいるだけのようで、つまらなくなってきました。
 働く研修ビデオのようです。
 アルコール好きはやっかい者です。カラオケも行きたくない。
 時間が経過して、いい展開になってきました。
 心に優しい映画です。最後はどうするのだろう。あと40分間ぐらい。
 100万円貯めてどうなるのか。
 良かったセリフとして「(自分探しはしなくても)今ここに(自分は)いる」
 「自分のことを知らない人たちの中で暮らしてみたいと思ったことはないですか?」という問いがあります。自分はそう思ったことはありませんが、そういう体験は何度もあります。だから何ということはありません。可もなく不可もなしです。ただ、18歳から自立した生活を始めて、ふりかえると、あの当時いくら貯金をもっていてどうやってやりくりして生活していたのかは思い出せません。たいした貯金額ではなかったと思いますが生活には困っていませんでした。思うにぜいたくというものを知りませんでした。

 蒼井優さんと森山未來さんが速足歩き(はやあしあるき)で猛進しながらしゃべりまくる演技シーンがいい。
 中身にこだわる映画です。
 蒼井優さんは熱演です。
 そして、最後に『好きです』のセリフが飛び出します。
 食べものに使うネギのシーンが良かった。(セリフとして「おばあちゃんち(家)みたい」)
 幸せを手にする手法です。

 弟が小学校でいじめられるシーンと姉が仕事場で苦労するシーンが交互に映像で出てきます。
 いじめをするやつとは、こぶしを振り上げて闘わなければなりません。自分を助けるのは自分です。

 『生きることはつらい』がすべてとは思いたくありません。ちゃんとやっていれば、最後は報われます(むくわれます。ごほうびがあります)。

 ロードムービー(成長物語)でした。

 最後付近の展開はいじり過ぎです。
 計略の練り過ぎです。
 すっきりする感じで終わってほしかった。

 自転車で追いかけるスピードシーンが良かった。
 恋愛映画でした。

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