2021年07月01日

宇宙への秘密の鍵 ルーシー&スティーブン・ホーキング

宇宙への秘密の鍵 作・ルーシー&スティーヴン・ホーキング 訳・さくまゆみこ 岩崎書店

 「科学者になりたい君へ」佐藤勝彦著を読んだあと、この本に来ました。同著者は、こちらの本の監修をされている宇宙の始まりを研究されている宇宙物理学者さんです。
 スティーヴン・ホーキングさんはイギリスの理論物理学者さんです。1942年(昭和17年)-2018年(平成30年)76歳没。作者のルーシー・ホーキングさんというのは娘さんと紹介されています。

 本のカバーの絵は、夜の風景です。
 長い梯子(はしご)の先にのった少年が望遠鏡で宇宙を観ています。
 どこかで見た構図の絵です。
 1986年発行の絵本で「パパ、お月さまとって!」エリック=カール・作を自宅の本箱で見つけました。立体絵本です。パパがむすめさんのモニカさんに頼まれて、長い梯子を使って、月まで行って、月をちっちゃくして地球に持って帰ってくるというお話です。
 こどもたちのなかには星や宇宙が大好きな子がいます。みんなが同じようなことを考えて、同じような世界を共有するのでしょう。

 クリスマスのプレゼントにコンピューターがほしかったのに、ペットのブタがプレゼントだったというところで、そのブタちゃんがブタ小屋から消えてしまったというところから始まりました。
 ブタの飼い主は、ジョージ少年です。まだ読み始めたところなので、年齢はわかりません。

(つづく)

 ジョージ・グリンビー少年が「フレディ」と名前を付けたブタさんのお話が続きます。フレディはどんどん成長して、ゾウの赤ちゃんみたいに大きくなりました。
 先日読んだ「シャーロットのおくりもの」を思い出しました。ウィルバーという子ブタが出てきます。アメリカとかイギリスではブタが身近なのだろうか。
 どうもブタのフレディが、お隣の家の敷地内に行ったまま戻ってこないという事件が起こったようです。
 お隣の家にはたぶん宇宙博士が住んでいて、このあとジョージは宇宙へ行くのであろうという展開が頭に思い浮かびました。
 お隣は、空き家だけれど、人がいるような気配がある。

 日本でいうところの60年ぐらい前の風景があります。自然が豊かです。
 ジョージの家にはテレビがありません。ほかの家にはあるのに買ってもらえません。
 その部分を読んでいるときに思い出したことがあります。自分が小さい頃、家にあったテレビがふいになくなったことがありました。父親にテレビがなくなったと言ったら、月賦(げっぷ。ローン)が払えなくなって、電気屋さんが来て、テレビを持って行ってしまったと返答がありました。その後は、テレビがある友だちの家へ行って怪獣ものの番組やマンガを見せてもらっていました。べつにテレビがなくても生活はできました。

 さて、お隣の家にはひとり暮らしのおじいさんがいたけれど、変わり者だった。長いひげが膝のあたりまで伸びていた。
 うちのテレビと同様に、このおじいさんもふいにいなくなっています。不意:突然
 でも、姿がないのに、家の中から音や声が聞こえてくるのです。(おもしろそうです)
 ジョージは、お隣の行方不明になっているブタのフレディをみつけるためにお隣の敷地に足を踏み入れました。冒険の始まりです。だれもいないはずのお隣の家から光が漏れています。

(つづく)
 
 女の子が登場しました。自分をバレリーナのアニーと名のりました。ブロンドで(金髪)ポニーテールの髪型です。アニーのお母さんの名前が、スーザンです。
 
 ライビーナ:イギリスの清涼飲料水
 クロスグリのジュース:ちいさなぶどうのような食用果実のジュース

 さらに、もじゃもじゃの褐色髪の男が出てきました。アニーの父親です。名前は、エリックです。『パパ、お月さまとって』の絵本の作者と同じお名前です。エリックさんは、自称科学者です。
 エリックさんが、定規で、静電気を使った現象をジョージに見せてくれました。テレビに出る米村でんじろうさんの実験みたいです。『科学』を学ぶのです。米村でんじろうさんも物理の先生です。

 洋画『バックトゥザフューチャー』のシーンを観ているかのような文脈です。
 
 しんちゅうの筒:望遠鏡のこと

 月が笑っているように見える。(月の表面にあるクレーター(くぼみ)のこと):月の表面に隕石がぶつかった跡だそうです。66ページにある月の裏側の写真で、隕石衝突の跡がはっきりたくさん見ることができます。見ていると、ということは、地球にだって、隕石がこれから先もぶつかってくるのではないかと発想が生まれて不安になりました。

 39ページに月のことが書いてあります。
 小学生高学年のときに新幹線で月まで行くとしたら何日かかるか計算したことがあるのを思い出しました。
 384,399km÷時速200km(わたしが小学生だった頃の新幹線のスピードはこれぐらいでした。その後技術が進んでスピードアップしました。1921.995時間÷1日24時間=80日ぐらい

 星は生まれて、いつか死ぬという提示があります。
 されど、宇宙空間では、なにが起きるにしても気が遠くなるような長い年月がかかります。
 『光年(こうねん)』という言葉が出てきます。1光年は、光が1年間で、約9兆5000億km進むとあります。すごすぎて、どれぐらいなのかのイメージが湧きません。

 『星の誕生と死』を見る。
 スーパーコンピューターが登場します。名前を『コスモス』といいます。調べました。コスモス:外から見た宇宙のようす。宇宙観。宇宙を秩序のある調和がとれたシステムとみなすとありました。
 コンピューターのコスモスはしゃべります。コスモスを使用するためには宣誓が必要です。科学を悪用してはいけないのです。科学の力で原子爆弾をつくれたり、有毒ガスをつくれたり、ウィルスをつくれたりするのです。いわゆる核兵器とか化学兵器です。科学は平和のために利用する者です。お金もうけのために悪用すると地球上から生き物がいなくなるほどの危険があります。
 
 ENTER(エンター):この物語の場合は、スーパーコンピューター「コスモス」のエンターキーを押すと、「ヨウコソ宇宙へ」の声が聞けます。

 星の数は数えきれないほどたくさんあると説明があります。
 調べたら、太陽系が属する銀河系に2000億個ぐらい。そして、宇宙全体にはそういった銀河が1000億個以上あるそうです。もう無限です。

 今年読んで良かった一冊になりそうです。

 56ページの『粒子』の説明はすっきりと腹に落ちるものではありませんがしかたがありません。自分の脳内にイメージをつくる力がありません。

 この世に、同じ状態で、永遠に続くものはない。

 大量のガスと塵(ちり)がくっつきあって、密度の濃い熱い玉になる。すごいエネルギーが生まれる。核融合反応だそうです。自分はそこを読んで『星の種』だなと理解しました。玉はだんだん大きくなって星になります。
 61ページの『物質』の説明は、遠い昔に学校で習いました。そんなことを思い出す今回の読書です。

 学校の名称は、アルダーバッシュ校です。
 担任のリーパー先生(ニックネームは、グリーパー)グレアム・リーパー。もうひとつのニックネームがグリム
 ジョージ少年をいじめる4人の少年がいます。
 いじめっこの親分が、リチャード・ブライト(ニックネームは、リンゴ)
 リンゴの子分で小柄な少年が、ホイペット
 同じく手下で体が大きいのが、タンク
 同じく新入りの手下のニキビの少年(ニックネームはニキビ)

 こどもころにいじめっこだった人のその後の人生は、幸せそうに見えない人が多い。

 「宇宙探検キット」宇宙服。宇宙はマイナス270℃だそうです。宇宙服に暖房機能があるのか、それてとも断熱機能があるのか。調べました。断熱効果があるそうです。宇宙服=小さな宇宙船だそうです。納得しました。
 おそろしいので、自分には宇宙での活動行為は無理です。昔、宇宙飛行士の向井千秋さんのご主人が書いた本を読んだことがあります。向井千秋さんが家にいなくなったのでどこにいったのだろうかと思っていたら、アメリカ合衆国に行ってしまっていたそうです。ちょっとそこまでの感覚での外国への移動です。宇宙飛行士は、やはり頭の中にある世界の距離感覚が凡人とは違います。
 君についていこう 向井万起男(まきお) 講談社+α文庫(ぷらすあるふぁ)
 謎の1セント硬貨 向井万起男 講談社

 スペースシャトルの記事がなつかしい。スペースシャトルは、いまではもうなくなってしまいました。

 ハレー彗星もなつかしい。1986年に地球に近づいています。次回は2061年だそうですから、今の小中学生は観られそうですね。

 アインシュタイン:ドイツ生まれの理論物理学者。1879年(1868年が明治元年)-1955年(昭和30年)76歳没 1921年(日本では大正10年)ノーベル物理学賞受賞

 この物語の中にいるジョージとアニーは彗星(すいせい)にのって、大宇宙を旅行します。
 太陽系にある星を回ります。
 
 本にある宇宙や星の写真は神秘的です。美しい。色彩は、夢を見ているようです。土星の衛星写真がたくさんあります。土星には、衛星がたくさんあるそうです。
 神が創ったというお話もあるようですが、宇宙は、物理学的現象で誕生したというのがこの本の説明です。

 117ページにある「太陽系」の絵を見ています。冥王星というのは巨大な星かと思っていましたが、とても小さいです。

 物語では、土星を見て、次が木星です。木星ではハリケーンが3世紀以上続いているそうです。風速1000kmです。なにもかもが、地球の基準と比べると巨大です。
 
 地球環境保護の強いメッセージがあります。ビニール袋はリサイクル。車は禁止です。スェーデンの環境活動家であるグレタ・トゥーンベリさんを思い出しました。地球温暖化の防止を訴えておられますが、この本にも同じことが書かれています。
 自分たちの世代だけが生きている間だけいい思いができればいいと思うな!という強い抗議があります。
 次世代のために、今、地球環境を壊してはいけないのです。『もし地球の気温がこのまま上昇を続けるなら、今世紀の末には洪水や日照りのせいで何千人もの人が死に、二億人が住む場所を変えなくては行けなくなります……』と書いてあります。
 さらに『テクノロジーではこれを救うことはできません。なぜなら、もう遅すぎるからです!』ととどめをさしてあります。
 極地の氷が解け、海抜が上昇し、気温はどんどん上がり続けているとあります。恐ろしいことです。
 その部分を読みながら考えたのですが、『個人』のレベルでは、がまんしても微量すぎるのです。やはり『法人(会社組織など)』レベルで排出ガスを抑えることができれば効果が大きい。そして、『国家レベル』での取り組みが必要です。特にアメリカ合衆国とか中国、インドなど、大きな国が環境保護と自然の維持に協力してくれなければなりません。
 
 地球が誕生した時の実験があります。
 火山活動が活発だった。そして、雷の稲妻が光るという電気的な現象と光景があった。火山から排出されたガスに雷で生まれた稲妻の電気が触れて、化学反応が起こって、生命が誕生したそうです。だから人間の体のなかにも電気が流れていて心臓を動かしていると理解しました。

 もし地球に住めなくなったら、人類はほかの星を探して、地球と同じ環境をつくるなりして、移住しなければなりません。地球は46億年前に誕生して、これからさき46億年後になくなると聞いたことがあります。でもそのまえに戦争とかウィルスとかで人類は死滅しやしないだろうかと心配になります。まるで映画の世界です。

 チャート:図表

 時代が過去のことなのか、コンピューターに対する評価がこどもとおとなで違います。ジョージはコンピューターをいいものとしてとらえていますが、彼の両親は否定しています。購入しなくてもいいし、学ばなくてもいいと息子に意思表示をしています。さらにジョージの両親は電話をもっていません。なにか、そこに、作者の言いたいことが含められていそうです。
 こどもの教育のために親は投資しなさいということなのでしょう。その部分を読みながら、いまどきのこどもさんたちは「電話帳」を見たこともないし、なんのために使うのかもわからないかもしれないと思いつきました。

 名門マナーパーク校:科学発表コンクールにおけるジョージが通う学校のライバル校。スポーツも優秀。ジョージは、宇宙冒険旅行で手に入れた「宇宙のすばらしい石」を展示品として提出するつもりです。土星の近くでつかんだ太陽系の小さなかけらです。ただ、かけらはどういうわけか、粉々になって小さくなってしまいました。

 8人の科学者が投票をしていた。「地球」か「別の惑星」か、という選択の投票です。地球に危機が訪れるようです。人類が住める新惑星を探す必要があるようです。
 エリック、赤毛の女の人、そのほか。

 天の川(銀河):約2000億個の星でできている。

 ブラックホールのお話が顔を出しました。
 
 225ページからつづく星の写真がきれいです。木星に300年以上続く大気の渦が見えます。火星の夕焼けは青い。

 スーパーコンピューターの「コスモス」が4人のいじめっこ少年たちに盗まれてしまいました。

 なんのことかわからないこととして『ユークリッド的猟師重力論』『遅延時間座標系は事象の無限に向かうので……』『コンフォーマル変換の方程式は……』
 そして『ブラックホール』が登場しました。

 『1916年(日本だと大正5年)カール・シュヴァルツシルトは……アインシュタイン方程式の解析的な解を…』これまたなんのことやら。主人公のジョージもわからないそうです。

 ブラックホールの説明があります。知りたい人はこの本を読んでください。わたしは説明できそうにありません。感覚として、『宇宙』というものは、生物のように生きている感じがしました。

 舞台は『科学発表コンクール』へと進んで行きます。
 あわせて、ジョージが、ブラックホールに吸い込まれようとするエリックを救出しようとする姿が描かれます。
 
 イラクサ:多年生植物。刺毛(しもう)がある。
 
 科学調査団:地球や人類を救うことが目的

 科学発表コンクールのテーマとして、
 『世界一すばらしいコンピューターのコスモスと、その使い方』
 もうひとつが、
 『宇宙への秘密の鍵』

 カラーの絵がきれいです。木星、土星、天王星、海王星はとても大きい。

 ブラックホールは、永遠ではない。(ブラックホールが)のみこんだものは、いずれは外に出てくる。それが『放射』だそうです。素粒子(物質を構成する最小単位)を放出する。

 『科学』を特定の人間や組織のための金もうけに使うのか、社会全体への貢献に使うのかという話が出てきます。過去の有名人たちの名前が思い浮かびます。自分と自分の関係者のためだけに財産を築いた人もいるし、自分の財産よりも全体の人々の豊かな生活づくりを生きがいにして目標にした人もいます。どちらがどうということもありません。人間ですから欲望があります。最低限の自分の利益だけは手に置いておきたいと思うことが人情です。

 科学発表コンクールにおいて、ジョージを特別扱いすることはあまり芳しくないような。(かんばしくない。調子が良くない)

 星の一生です。宇宙にガスとちりの雲があった。だんだん凝縮されていった。ガスの雲から星が生まれた。星の最後は、ブラックホールになる。ブラックホールは、吸い込んだものをゆっくり吐き出し、最後に爆発して消滅する。

 人間は元素からできている。人間も動植物も岩石も星がつくられた物質からできている。だから、人間はみんな『星の子』なのです。(先日観た映画・以前読んだ小説『星の子』を思い出しました)

 人間には、地球のめんどうをみる義務がある。
 『物理学』を使って宇宙を理解する。

 お話は、二巻に続きますが、ジョージの家の隣家にいたひげを生やした博士はエリックだと思いながら読んでいました。エリックが言うには、エリックではないそうです。エリックの先生だそうです。

 地球:全体の約7割が水(海)。陸地のうちの約3割がアジア、2割がアフリカ、約3割が南北アメリカ、約1割が南極、約7%がヨーロッパ、約5%がオーストラリア


(その後 買い物にいったおりに文房具コーナーで見つけた地球儀を買ってきました)
 生まれて初めて地球儀を買いました。この本を読んで地球という球体に興味がわきました。
 説明書を読んでみます。
 <地球儀 ご使用の手引き 株式会社レイメイ藤井>
 「取扱説明書・保証書から」
 時差表示板があり、だいたいの時差がわかるようになっています。日付変更線の位置から考えて日本は世界では「日出処(ひいずるところ。日の出が早い。一日の始まりが早い)」位置にあります。
 「地球儀スケール」というものが付いています。日本と比較してほかの国はどれぐらいの大きさなのだろうかという疑問をもつことがあります。スケールに「日本図」があります。日本の大きさと比べて、案外ヨーロッパや東南アジアの国々は長さが短い。
 「ご使用の手引き」があります。時差は目安でその土地の事情で変わるそうです。中国はとてもおおきな国ですが、全国一律で同じ標準時間帯を採用しているそうです。知りませんでした。実際は4時間の差があるそうです。
 太陽系の説明があります。読んだこの本『宇宙への秘密の鍵』と共通する話題です。
 北回帰線・南回帰線の意味を初めて知りました。太陽が通る位置です。北回帰線のときが夏至(げし)南回帰線のときが冬至(とうじ)です。
 地球儀に「海流」の表示があります。思い出してみれば、歴史上では飛行機が登場する前はみなさん船で海流や風を利用しながら地球上を移動していました。日にちがかかるのですが、慣れて、気にしなければ、なんでもない時間です。移動時間中にゆっくりと、時間をかけてなにかをやれるということもあります。
 「満潮、干潮(かんちょう)」は月の引力が関係している。
 「世界各国の面積と人口」があります。ここでも日本と比較してみます。日本は1億2600万人と表示されています。イスラエルは890万人、北朝鮮が2520万人、タイが6890万人、大韓民国が5130万人、中国が14億人(とても多い)、ブータンが80万人、ミャンマーが5140万人、モンゴルが320万人、オーストラリアが2500万人、ニュージーランドが500万人、エジプト・アラブ共和国が9840万人、南アフリカ共和国が5780万人、イタリアが6060万人、オランダが1740万人、ギリシャが1070万人、英国が6640万人、スイスが850万人、スェーデンが1020万人、スペインが4690万人、チェコが1060万人、デンマークが580万人、ドイツが8320万人、フランスが6700万人、ポーランドが3840万人、ポルトガルが1030万人、アメリカ合衆国が3億2780万人、カナダが3790万人、メキシコが1億2620万人、アルゼンチンが4450万人、ブラジルが2億950万人、ペルーが3200万人、いろいろと参考になります。外国ができるから日本もできると考えるのは短絡(直観的で浅はかな考え)なことがわかります。人口が少ないところは小回りが利く(きく)機動力(すばやい速度がある力)があります。人口が多い中国の運営管理はかなりむずかしそうです。歴史もからめて、欧米と中国では国の成り立ち方が違うので、お互いに意見が合わないのは理解できます。どちらがいいのかという判断はなかなかしにくい面もあります。現状では、個人個人で、地球単位で、自分の住みたい場所を決めて住むことが理想なのでしょう。

(その後)
 テレビ番組で「出川哲朗の充電バイクの旅」能登半島縦断を見ていたら、石川県羽咋市(はくいし)にあるロケット博物館みたいなところ(宇宙科学博物館コスモアイル羽咋)が出てきて、興味をもったのでその施設のホームページを読んでいて突然に、気づいたことがあります。
 いまさらなのですが、わたしは、人類が月に立ったのは、1969年7月のアポロ11号のときのアメリカ人ふたりの宇宙飛行士だけだと思い込んでいました。アームストロング船長とオルドリン操縦士。調べたら、その後、アポロ12号、14号、15号、16号、17号と立て続けに、1972年(昭和47年)までにけっこうたくさんの人数(宇宙飛行士12人)が月面に立ったことがわかりました。最初は珍しくてもだんだんふつうになってくると興味が薄れるものです。当時、自分は忙しい中学生だったのでアポロの記憶が最初のものしか残っていません。また大阪万博で展示された「月の石」も全体で数グラムだけを持ち帰ったと思っていたら、アポロ計画全体で、382kgもの月の石を地球に持ち帰っていました。びっくりしました。

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