2021年06月29日

喜劇 愛妻物語 邦画DVD

喜劇 愛妻物語 邦画DVD 2020年公開

 二か月してない。月に1~2回したい。(これが、一本の筋となって、最後まで貫かれます)
 無職ともいえなくはないシナリオライターをしている夫のひとり語りで始まります。(シナリオライターとしての仕事が長期間ない。妻に養われているヒモ状態です。夫は、年収50万円以下のパート仕事はしているようです。ただ、夫は、以前働いていたスーパーらしきお店で、大久保佳代子さんにもてあそばれています)

 柳田豪太:主人公。濱田岳さん(以前ポテチという映画でその演技に感嘆しました。芸達者な役者さんです)
 柳田チカ:主人公の妻。何かはわかりませんでしたが仕事はしています。水川あさみさん。水川あさみさんは、先日テレビ番組鶴瓶(つるべ)の「チマタの噺(はなし)」でインタビューを観ました。がらっぱちで明るい女優さんでびっくりしました。この映画では熱演でした。
 柳田アキ:柳田夫婦の長女。新津ちせさん。設定は、小学三年生ぐらいに見えます。「パプリカ」を歌っているこどもメンバーのうちのひとりだそうです。

 映画界とかドラマ界の内輪話のようです。
 「学童へお迎えに行ってね!(小学生の放課後学童保育所)」は生々しい。(なまなましい。自分にもお迎えに行っていた体験あり)
 夫が車の運転ができないのはつらい。免許をとりに行かないのだろうか。あわせて、物書きの仕事をしているのにパソコンのソフトである「ワード」も打てない。習いにいかないのだろうか。(ラストで理解できたのですが、ご主人の手書きの原稿を奥さんがパソコン入力しながら推敲(すいこう。チェック)されています)

 このご夫婦に、こどもさんがいて良かった。(娘のアキちゃん)

 青春18きっぷ:JRの5日間乗り放題の格安切符(条件あり)¥12,050-

 夫婦げんかがらみのブラックユーモア(後ろ向きな笑い)です。ときにせつなくなります。
 貧乏家族の三人劇です。
 おもしろくて楽しい家族です。
 奥さんはアル中気味です。
 奥さんがハンドルを握る軽自動車のレンタカーが発進しないのは、サイドブレーキを解除していないからではなかろうか。左足での足踏み式サイドブレーキかもしれません。奥さんは三年ぶりの車の運転だそうです。怖い。

 合唱曲「すいかの名産地」が、なつかしい。小学生のときのバス旅行で何度も歌いました。

 夫婦で、どっちが家事をやるかでケンカしているうちはまだかわいい。お金のことでケンカになるとみじめで情けなくなります。

 (おかあさんは)いつも怒っているのね。
 お金がなくても平和といえば平和な家族に見えなくもない。
 だんなさんはひたすらおくさんとやりたい。対して、おくさんはやりたくない。

 夫婦間の、ののしりあいは激しい。
 死ね。ブタ、チクショー
 ウルセェー
 ふたりとも元気です。
 こどもさんはタイヘンです。

 大久保佳代子さんがおもしろい。

 口喧嘩(くちげんか)ばっかり。何がよくて、この夫婦はふたりでいるのだろう。
 だんなさんは、仕事をしていないからヒマそうに見えますが、いろいろと大変そうです。
 
 コメディです。
 子役さんは大変です。

 別れてほしい。もう無理。ダメだよ。無理だよ。<個人的な話ですが、わたしの信条(固く信じている事)です。もうだめだは、まだいける。限界だは、さあ、ここからだ>です。
 だんなさんは、がんばっているようには見えません。奥さんが叩きつけるように言います。『おまえには泣く資格がない』そのとおりです。

 奥さんのお尻からのププーは予想どおりでした。
 BGMがどこかの映画かドラマで使用されていた曲で、既視感というか聴いたことがある映像シーンでした。『阿修羅のごとく(あしゅらのごとく)』ですな。向田邦子作品「思い出トランプ」と重なるような類似の空気感があります。男女間には、捨てたくても捨てられないものがあるのです。
 BGMのほうは、うーむ。悪くはありませんが、別の作品のイメージが湧いて気が散るので、別の曲のほうが良かった。

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