2021年03月30日

ノア約束の舟 アメリカ映画DVD

ノア約束の舟 アメリカ映画DVD 2014年公開

 昨年の秋ぐらいから歴史に興味をもつようになりました。
 宗教というのは、最初にユダヤ教が生まれて、そこからキリスト教が生まれて、キリスト教とユダヤ教があわさってイスラム教ができてというところを、読み物を読んで最近知りました。
 今回はノアの方舟(はこぶね)のお話しです。こどものころに聞いたことはありますが細かいことは知りません。

 アダムとイブがいて、ノアはふたりの子孫だそうです。ノアの家族は、この映画の終わりのほうで、洪水が去ったあとの地上に残った人類ですから人間の祖先がノアの家族になります。
 映像は宇宙での出来事のようでした。岩でできた人間の姿をした天使がノアの家族を守ります。映像を見ながら、古代の人たちはどこで何を食べて生きていたのだろうと空想しました。
 なんだかむずかしくて、途中で寝てしまいそうでした。
 箱船は、どこかへ行くというよりも洪水でたまった水の上に浮いているだけです。
 お話の素材になるような実際の出来事が古代にあったのだろうか。調べたら船が見つかっているそうです。真偽のほどは定かではありませんが、トルコ国にあるアララト山にあるそうです。あわせて、ノアの方舟の出来事は4800年前のことだそうです。
 
 映画のほうは、自然の樹木の映像がきれいでした。岩ロボットみたいな岩でできた天使が死ぬのが不思議でした。特殊撮影を楽しむ映画です。

 神VS人間。人間はこの世の楽園にとっては悪者であるという構図があります。まあそういうものかもしれません。動植物にとっては人間がいないほうがいいのでしょう。
 宗教として、神に罰を与えられて、それでも神にすがる人間が不可解です。
 映像を見ていると水害を思い出してしまいます。線状降水帯とか、河川の決壊とか、津波とか。

 地上の楽園を守るために人間は滅びなければならない。
 人間は生まれたけれど遠い先には、いつかは滅びることは確実なのでしょう。地球は46億年前に誕生して、これから先、46億年後に滅びると何かで読んだことがあります。

 人間とはむずかしい生き物です。
 ノアの苦悩があります。
 信仰とは、神の指令に従うこと。ゆえに人間にとって非情なことも行う。ノアは神に服従します。その非情さは限度を越していて、見ていてこっけいでさえあったシーンもありました。

 ノアは、人類を根絶やしにするために生まれたばかりの赤ちゃんを殺めようとします。(あやめようとします)
 しかし、思いとどまります。ようやく、ノアに人の心が芽生えました。よかった。人は神ではなく人間です。ほっとしました。

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