2021年02月25日

ゴジラキング・オブ・モンスターズ アメリカ映画DVD

ゴジラキング・オブ・モンスターズ アメリカ映画DVD 2019年公開

 映画館の大きなスクリーンだと楽しみも倍増するでしょう。
 青白い背景の映像が続きます。ときおり、紅(くれない)の光があたります。そして、オレンジの光線が長く伸びます。
 映像を楽しむ映画ですから筋立ては現実離れしていてもかまいません。サイエンス・フィクションとアクションの映画です。
 半世紀ぐらい前、テレビや映画での怪獣同士着ぐるみ対決の映像を観ていた時を思い出しました。小学生の仲間と映画館の入口にできた行列に並んで入場を待ちました。
 今回観た映画のテーマは「自然環境保護問題の解決」ですが、半世紀ぐらい前も全国各地で公害が起こっていて社会問題になっていました。
 年数はずいぶん経ちましたが話題の素材はそれほど変わっていません。
 お金に目がくらむ人間がいる限り、地球は汚染されていくのです。いまでいうところの新型ウィルスが「怪獣」なのかもしれません。
 映画では夫婦とか親子とかの本質が人情をからめて演技されています。怪獣ものなので、科学的な話になじまぬような感じがしました。
 キングギドラもゴジラも大きくてすごい。三頭あたまのキングギドラは、首が細いので、チョンチョンチョンと首を切っちゃえば、すぐやっつけることができると思いつくのは、やぼなことなのでしょう(わざわざ口にしないほうがいいこと)
 天が割れてモスラが降りてきました。神話です。そして、怪獣たちが神です。
 「古事記」とか「日本書紀」を思い出します。八つの頭をもつヤマタノオロチを退治したのはスサノオノミコトでした。
 セリフのない怪獣同士の戦いは、無声映画のようでいい雰囲気がありました。
 最後のほうで、特攻隊みたいな行動がありますが、結果的に自爆攻撃にならなくて良かった。

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