2021年02月20日

おしゃべりなたまごやき 絵本

おしゃべりなたまごやき 寺村輝夫・作 長新太(ちょう・しんた)・画 福音館書店

 絵本の表紙にかいてある絵の説明をします。
 ニワトリ小屋に無数のたぶん白色レグホンが入れられています。窮屈そうです。どまんなかに赤い上着と赤と白の王冠をかぶった王さまの後姿があります。
 どんなお話が始まるのだろう。
 タイトルでネタバレしているから、たまごやきがしゃべるのでしょう。
 なにをしゃべるのだろう。
 だれにしゃべるのだろう。
 やっぱり表紙にあるように、ニワトリ君たちがきゅうくつそうでかわいそうだから王さまがニワトリたちを小屋から逃がしちゃうわけね。それを優しいというかどうかは悩ましいところです。
 読む人の感じ方次第で感想が変わります。
 わたしは、王さまは、自分勝手な人だと思いました。王さまはうそつきです。王さまは、自分の身のまわりの世話をしてくる人たちに対していじわるでもあります。
 だから、めだまやきが、王さまの秘密をばらすのです。
 王さまの耳はロバの耳とか、裸の王さまとかのお話を思い出しました。

 人間というものはそういうものだというメッセージがあるのでしょう。人間は、うそつきなのです。
 だから、ニワトリの卵が王さまにばちをあてたのです。悪事へのこらしめです。
 されど、王さまはケロッとしています。なかなかの悪者です。

 絵は、赤と緑の反対色で塗られ続けてあり、目がばちばちとしてかなり意識に厳しい。
 話の中身も含めて、好みが分かれる絵本だろうという気がしました。

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