2020年12月05日

(再鑑賞)スピード DVD

(再鑑賞) スピード アメリカ映画DVD 1994年公開

 前回観たのは6年前です。今回観てまた感激しました。今年観て良かった映画です。
 爆弾悪魔の凶悪犯とSWAT特殊部隊との対決です。ヒーローは、ジャックと女性のアニーです。
 13人が落下寸前のエレベーターに閉じ込められました。犯人から300万ドルの要求がありました。

 エレベーターの落下、途中でストップには、恐怖が走ります。
 高層ビルのエレベーターであり、2001年のニューヨーク世界貿易センタービルに航空機が突っ込んだ同時多発テロを思い出しました。1994年の作品ですので、未来を予言する映画のようになっています。
 すごい迫力です。爆風が強い。「人質を撃て」この言葉が伏線になっていきます。
 人間ってすごい。こういう作品をつくれる。
 ヒーロー側にとって、いろいろと不自由なことが多い。
 シンプルだけど怖い。
 バスがベビーカーをはねました。(のっていたのが、ベビーでなくて、空き缶で良かった)
 積み重ねてきたアイデアがあります。
 爆発は、広島、長崎の原子爆弾のイメージでした。
 アメリカ人は、ヒーロー(勇者、英雄)が好き。
 列車のシーンはオマケのような。なくても十分完成している映画です。
 観ていて、関西であった列車事故を思い出してしまいました。2005年4月のことでした。

 最後は、ラブで終了

 なぜ、がんばるのか。「年金と(退職記念の)安物の腕時計をもらうため」は、実感が伝わってくるセリフでした。

 ウォッチヨアヘッド(頭に気をつけて)
 テイクマイハンド(ぼくの手をとって)
 スピーディング(スピード違反)
 ディスイズマッチベター(調子いいみたい)
 ヘルプ(助けてくれ)
 オーマイゴッド(神さま)
 ディスマンハズノータイム(運転手が死にそうなんだ)
 ドンフォゲットアバウトアス(バスに戻ってよ(わたしたちのことを忘れないでよ))
 アイキャントスイヒム((バスの床下に)彼がいないのよ)
 トゥールズ!(工具を!)
 
 力が入りました。


(2014年7月30日のときの映画鑑賞感想文)
スピード 映画 DVD
 もう20年も前にヒットした映画ですが、きちんと観たのは今回が初めてです。登場する女優さんで、サンドラ・ブロックという方が、昨年末に観た「ゼロ・グラビティ」で好演されていたことが今回の鑑賞のきっかけです。
 この映画が上映された当時の記憶としては、B級映画がヒットしたというものでした。今回観て初めてわかったのですが、構成として、単純にバスへの爆発物装着テロではなく、最初にエレベーター、次にバス、最後に地下鉄という組み合わせでした。アメリカ映画らしく、派手で、元気よく、あきらめず、がんがんいく内容で観ていて楽しかった。
 公営バスに乗り合わせたお金のなさそうな人たちのいさかい、励ましあい、協力していく姿にも胸を打たれました。上手な脚本です。なおかつ、あの手この手のアイデア出しが成功しています。バスの車内空間を利用した演劇でした。
 少々、下品な下ネタ表現は、ないほうがいいのですが、おとなが観る作品ということでいいでしょう。
 爆弾魔がいます。彼が言います。「情報化時代とはいいもんだ」。彼は自分の犯行をテレビ中継でながめます。携帯電話を使用しています。ただし、その携帯電話はぶ厚くて大きい。古き時代を感じさせます。最後には、隠しカメラも発見されます。20年前にそういう時代があって、今がある。みな、20歳ずつ、歳を重ねました。
 シンプルであること、あきらめない内容であること、ちょっと想像できないアイデアが盛り込まれていること、映画がヒットするひとつのパターンだと分析しました。

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