2020年12月02日

マイ・ビューティフル・デイズ アメリカ映画DVD

マイ・ビューティフル・デイズ アメリカ映画DVD 2016年米国公開

 高校の女性教師と演劇部の男子高校生ふたり、女子高校生ひとりのお話でした。
 波があるようでそうでもなく、淡々と鑑賞時間が過ぎていきますが、女性教師も障害をもつらしきひとりの男子高校生も孤独であることに変わりはありません。心に満たされないものを抱えています。
 人の深層心理の底を突くセリフと演技です。のんびりと間の開いた雰囲気が徐々に広がりを見せていきます。
 ごたごたがありましたが、最後はさわやかでした。

 観始めは白人種たちによる白人のための映画かといやけがしましたが、演劇大会の優勝者は黒人だったので自分の思い込みで悪かったと思いました。

 同性愛のこともからんでいるようです。

 男子高校生がベッドの上で長時間ジャンプしている姿を見ていたら、はるか昔に、知的障害のこどもさんが延々とジャンプを続けていたことを思い出しました。

 1970年代(昭和45年から昭和55年)ぐらいの流行歌が流れています。されど、スマホを使用しているので時は現代です。

 良かった女教師のセリフとして、
 「世の中はイヤな人ばかりよ。いい人は少ない」
 障害をもつ男子高校生の演劇における演技のセリフとして、
 「ディスイズミー(これが僕だ)」
 女教師と関係をもった妻がいる他校の男性教師のセリフとして、
 「アウトサイド(世間は、外面だけだ(そとづら)」
 そして、
 「あなたもだれかに頼るべきだ」他者に頼ることを恥じてはいけない。お互いに支え合う。

 風景映像を観ていて、アメリカ合衆国というところは、車で長距離を移動する国だという感想をもちました。
 それから喫煙シーンを観ていて、自由な国だけれど、自己責任の国という印象をもちました。

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