2020年11月28日

ローカル路線バス陣取り対決の旅 山形駅から宮城県松島まで

ローカル路線バス 陣取り対決の旅 第三弾 山形駅から宮城県の松島まで テレビ番組

 太川陽介チーム:安藤美姫 加藤涼
 河合郁人チーム(A.B.C-Z かわいふみとチーム):川村エミコ(たんぽぽ) 別府ともひこ(エイトブリッジ)

 番組内容は、河合郁人チームが大逆転するような流れでつくってありましたが、太川陽介チームが勝って平穏そうなゴールを迎えました。
 太川陽介チームは、勝負には勝ちましたが、チームワークでは河合郁人チームに負けました。
 太川陽介さんは独断専行でした。(まわりの助言を聞かず自分だけの判断でいっぽうてきにプランを決めてごり押しで進める)そうなると、もうチームで動く必要がありません。個人の闘いです。安藤美姫さんと加藤涼さんは、ただただいやいやくっついていっただけでした。手間をかけて努力して考えたおふたりのアイデアは採用されませんでした。
 いっぽうの河合郁人チームは僅差で負けたとはいえ、やりがいと楽しさがある活動風景がありました。三人の交流はこれからも続いていくでしょう。情報を集める。情報に基づいて複数の作戦を立てる。作戦を選択する。実行する。ふりかえりをする。まるで、職場の研修風景です。
 されど、負けが続いている太川陽介さんの必死さもわかります。この番組とは別の路線バスVS鉄道の旅での村井美樹さんとの勝負も過酷で死闘です。蛭子能収さんではなく、一時期認知症が始まったのではないかという太川陽介さんご本人のぼけたような様子(地名や駅名を忘れる・間違える。待合所に荷物を置き忘れる)がありましたが、負けが続いて、精神力が引き締まったようです。ただ、がんこでどうにもこうにも頭が固くなっています。(そのうち「老害」と呼ばれそうです)
 今回はゲストの体調も考えて周囲からも言葉があって、早めにゴールしたのでしょう。それらのことが、いいともよくないともいえません。そういうときもあります。

 ロケ風景を見ていていろいろ気づきます。
 平成の大合併の時期に合併しなかったのか、たくさんの町や村がそのまま残っています。便利さよりも不便でもいいから今の生活を継続したいという地元の人たちの気持ちが優先されたのでしょう。
 地元の名所、名物を複数の人たちに訪ねてもあいにく知りませんという返事の人ばかりです。人は、ふだん、自分が動く周囲2.5mぐらいの範囲内のことにしか関心をもてません。毎日同じルートを通って働いて収入を得て変化の少ない生活を淡々としていくだけでせいいっぱいです。地味であることが暮らしの基本です。
 
 たしか、路線バスVS鉄道の旅対決で出ていたゲストさんが言っていました。「この番組は人生の縮図のようです。いいときもあれば、そうでないときもある。波がある」いいときは、素直に喜び、よくないときは、くよくよしてやる気をなくしてしまうのではなく、またいいときがくると期待して気分転換をする。それでもどうにもならなくても、最後はやはり、生きていられただけでもよかったと思いなおす。

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