2020年11月23日

ユーアールプレス 2020 vol.63

ユーアールプレス 2020 vol.63 UR PRESS

 本を注文したら無料でいっしょについてきた情報誌で、役者の梅沢冨美男さんのインタビュー記事が心に響いたので感想を書いてみることにしました。

 1950年生まれ70歳。大衆演劇劇団員のこどもとして生まれて1歳7か月で初舞台。大衆演劇の女形(おやま、おんながた)は、はじめはやりたくなかったという言葉は意外でした。

 「義務教育は受けるように」というのが、時代背景を表しています。昔は義務教育だけで社会へ出る人がほとんどでした。義務教育だけでもちゃんと生活してきた人がたくさんいます。
 インタビュー記事に書いてあるとおり、給食費が払えないので給食を食べられなかったという人もたくさんいました。

 知り合いの縁で売れていく時代でした。
 なにかを辞めたいと言ってもなかなかやめられない時代でもありました。

 読んでいて励みになるインタビュー内容です。

 大衆演劇の役者に対する差別もあったそうです。

 東日本大震災のときの津波で息子夫婦と孫を失った女性と両親を失ってしまった中学生女子との交流話にはほろりときました。

 ご本人もおっしゃっていますが、自分の言動が老害と言われることもある。
 がんこな面もあるでしょう。
 周囲にとっていい面とそうでない面と人間だれしも二面性があります。

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