2020年10月10日
今さら言えない小さな秘密 フランス映画DVD
今さら言えない小さな秘密 フランス映画DVD 2019年公開
それほど楽しくはない普通の映画だという気分で観ていましたが、ラスト付近は濃密な時間帯でした。
なんというか、信じられないのですが、ベテランの自転車修理職人のラウルが、自転車に乗れないのです。こどものときからいくら練習しても補助輪がないと乗れないのです。でも、自転車の仕事をしていて評判もいいのです。それが彼の小さな秘密なのです。そんなことがあるのかいな? です。
主人公のひとり語りで物語が延々と続いていきます。
自転車に乗れない人というのは実際にいます。何人か知っています。されど、人に隠すほどのことでもないと思うのです。
いくつかの出てきた印象的な言葉として、
「乗れなくてもわたしは自転車を愛していた」
「アホウドリは大きな翼で大空を飛べるが、地上では大きな翼がじゃまになって歩けない」
自転車にだれも乗っていないのに自転車だけが動く、いくつかのシーン
自転車で丘をくだってきてジャンプのあと、空中で二回転して池にどぶーん
「ヤギの人生にとって三秒とはなにか」
「君を失いたくないから秘密にしていた」
主人公の父親は郵便配達員で、息子が自転車に乗れないことを知ってがっかりします。
主人公の母親は出てきませんでした。
フランスは自転車の国であることが、自転車レースの紹介シーンでわかりました。
自転車に乗れない自転車修理職人に親友ができます。親友は、動いているものを撮影できない写真家です。彼は、静止画しか撮影できません。
だれしも、どうしてもできないことがあります。できないことをお互いに認め合っていっしょに生きていく。そういうメッセージの映画でした。たしかにそうですが、ちょっと極端だったかも。
(後日)
脚本家、小説家の故向田邦子さんの「父の詫び状(ちちのわびじょう)」を読んでいたら、向田邦子さんの父親はいばっているのに自転車に乗れなかった。父の血をひいて、向田邦子さん自身も自転車に乗れなかったそうです。驚きました。
それほど楽しくはない普通の映画だという気分で観ていましたが、ラスト付近は濃密な時間帯でした。
なんというか、信じられないのですが、ベテランの自転車修理職人のラウルが、自転車に乗れないのです。こどものときからいくら練習しても補助輪がないと乗れないのです。でも、自転車の仕事をしていて評判もいいのです。それが彼の小さな秘密なのです。そんなことがあるのかいな? です。
主人公のひとり語りで物語が延々と続いていきます。
自転車に乗れない人というのは実際にいます。何人か知っています。されど、人に隠すほどのことでもないと思うのです。
いくつかの出てきた印象的な言葉として、
「乗れなくてもわたしは自転車を愛していた」
「アホウドリは大きな翼で大空を飛べるが、地上では大きな翼がじゃまになって歩けない」
自転車にだれも乗っていないのに自転車だけが動く、いくつかのシーン
自転車で丘をくだってきてジャンプのあと、空中で二回転して池にどぶーん
「ヤギの人生にとって三秒とはなにか」
「君を失いたくないから秘密にしていた」
主人公の父親は郵便配達員で、息子が自転車に乗れないことを知ってがっかりします。
主人公の母親は出てきませんでした。
フランスは自転車の国であることが、自転車レースの紹介シーンでわかりました。
自転車に乗れない自転車修理職人に親友ができます。親友は、動いているものを撮影できない写真家です。彼は、静止画しか撮影できません。
だれしも、どうしてもできないことがあります。できないことをお互いに認め合っていっしょに生きていく。そういうメッセージの映画でした。たしかにそうですが、ちょっと極端だったかも。
(後日)
脚本家、小説家の故向田邦子さんの「父の詫び状(ちちのわびじょう)」を読んでいたら、向田邦子さんの父親はいばっているのに自転車に乗れなかった。父の血をひいて、向田邦子さん自身も自転車に乗れなかったそうです。驚きました。
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